雲上四季〜謎ときどきボドゲ〜

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

『青年のための読書クラブ』

青年のための読書クラブ

青年のための読書クラブ

 面白かったー。時代を描くという点においては『赤朽葉家の伝説』と似ているところがあるけれど、こちらの方がより断片的で繋ぎ合わせる楽しみがあるような。感想はこちら

お嬢様のみによって構成されている学園内部の物語であるゆえ、実に閉鎖的で不完全なのだが、その内側に生活する彼女らの視点によって描かれた事件は、実際以上に壮大かつ歴史的な事件のように思える。

 以下、感想リンク。多様な読み方のできる小説であるだけに、感想を見て回るのも楽しかったです。あれですね「語りたいタイプの小説」っていうのは、感想を読んで回っても面白いですね。

これって要するに”異形化”した『マリア様がみてる』だと思うんだけど。

http://kiicho.txt-nifty.com/tundoku/2007/08/post_fc64.html

大体が「こんな女子高、ありえねぇよ!」とか思うんですけど、それが、それなりに面白い。むしろ、この設定が好きかも。てか、好き。

http://yaplog.jp/luckx/archive/760

実際はそんなことないと知りつつも私たちが想像してしまう女子校の世界が、ばっちりと描写されてました。桜庭一樹さんって実は女性なんですよね。確かにこの世界は女性にしか描けないんじゃないでしょーか。
うずまく権力闘争も、大衆の熱狂と冷めた時の冷遇の格差も、全てがクリーム色の制服に包まれてしまっている感じがなんとも言えませんでした。

http://blog.goo.ne.jp/tsukune-zexy/e/755561c40d228fbe6e171e7232b10781

この小説の見所は「シラノ・ド・ベルジュラック」「マクベス」「緋文字」「紅はこべ」などの古典文学とのマッシュアップ
僕はこのどれらも読んだことは無いが、そんな知識など無くても十分楽しめる。
なんといったって、少女たちは自らの呼称として「ぼく」を使用するのだから。
ボクっ娘ですヨ!!!萌え要素の一つとしての(笑)。

http://diarynote.jp/d/17946/20070819/