![狂人の部屋 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1801 ツイスト博士シリーズ) 狂人の部屋 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1801 ツイスト博士シリーズ)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51YM3efqriL._SL160_.jpg)
狂人の部屋 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1801 ツイスト博士シリーズ)
- 作者: ポール・アルテ,平岡敦
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2007/06/15
- メディア: 新書
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もう、最後のツイスト博士による解決が凄まじいのだ。パタパタと音を立てるように謎が、難攻不落の謎が何でもないことのように倒れていくのだ。そして開かれる新世界。思わず立ち上がってしまったぐらいだ。最後の数行の、身の毛もよだつような怪奇幻想も素晴らしかった。
以下、感想リンク。やはりシリーズ最高傑作と名高い作品であるだけに、高く評価している方が多かったように思います。
本書のミソはもちろん、作中で起こったすべての謎に対して、実にすっきりした解決を見せているところである。本格だから当たり前のことではあるが、とにかく痒いところに手が届く謎解きというか、これにはカーというよりクイーンを連想するほどであった。伏線も恐ろしいほどきっちりと張られており見事の一語。特に予言の謎についてはやられました。
http://chapcolo.blog97.fc2.com/blog-entry-1081.html
丁寧にちりばめられた伏線もキッチリ収まり、また、あえて解決されなかった謎も、いい味付けになっている。
http://blogs.yahoo.co.jp/iizuka3803/49500431.html
完成度なら、現時点で翻訳されたアルテの中でも№1だと思う。
本作にももちろん動機はあるが、おいらのこだわりから言えば
http://plaza.rakuten.co.jp/228cents/diary/200707040000/
もう少し書き込んで欲しかったなあという感が残る。
複数のロマンスが展開されたりといろいろな趣向たっぷりです。
http://www.casebook.jp/mt/archives/000617.html
この人とこの人がカップルと思って読み進んでいくと、あら、今度はこの人と?という感じなのでちょっと人間関係が入り組んでいます。
いやー、面白かった。グイグイ引きこまれるような感じで一気読み。邦訳されているアルテ作品のなかでは間違いなくベストでしょう。
http://blog.livedoor.jp/akiduki_kouta/archives/51026561.html