- 作者: 新城カズマ
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2006/04/15
- メディア: 新書
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本書はライトノベル作家の新城カズマが、知り合いの作家や編集者を相手に調査を行い、その結果をまとめたもの……ではあるが、あくまで「ライトノベルとは○○である!」という結論ではなく、中間報告に留めている。その理由は、まだまだライトノベルというものが不明瞭で、現在進行形で動いているものであり、どこに向かうか分からないから。
以下、この本を読んだ他のひとの感想。やや冗長ではあるものの、書かれていることは至極真っ当という意見が多かったように思います。
主要なキャラは4〜7人にじゃなきゃいけないっていうのも面白かったです。 ときどき説明が複雑になり、オタクな言葉をある程度、理解している僕でも、わかりにくいところが、ありました。
http://blog.livedoor.jp/yas0954/archives/51523551.html
個人的には入門書としては、少し難しい印象があります。対象が僕よりも上の人は、これくらいの方が、理解しやすのかもしれませんが。
この本は、この著者の考え方を率直に述べただけかも知れないが、それだけに訴えているものが、ダイレクトに伝わったところもあり、自分などは、感心するところも多かったね。
http://kagehousi.jugem.jp/?eid=198
でも、究極的に、ライトノベルとは何かというのは、やはり分からないわね。
書き手の視点で、ライトノベルについて網羅的に書かれているというのは今までの読本にはなかったもので、新鮮でした。大体言わんとしていることはほぼ同意です。
http://d.hatena.ne.jp/JV44/20060422#p1
正直読む前は「このタイミングで出るってことはブームに乗っかっただけのトンデモ本に違いない」とか思っていて、さーていったいどうやって批判してやろうかしらんと思いつつページを開いてみたわけですが、いやはやトンデモ本どころかそれなりにライトノベルを読み込んできた自分にも数多く得るところのあった良書でした。
http://d.hatena.ne.jp/USA3/20060414/p1