雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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秋葉原ゲーム会20110812

 夏コミに向けて、ni-toさんたちが上京されるというわけで、ゐんどさんとリッパーさんが秋葉原で遊んでいるという噂を聞きつけ、仕事明けにそのまま参加してきました。
 秋山到着時点で8名ほどいたような気がしますが、ほぼ全員が私服! え、金曜日って平日なんじゃ……。

クォーリアーズ


 計130個の台数が入ったデッキ構築型ゲームのダイス版という情報が出始めた頃から「絶対に面白い! 絶対に買う!」と思っていたのですが、夏コミ新作『セレサガ』制作と日々のお仕事にかまけている内に発売日を過ぎていました。「あれ? なんか買うタイミング逃した? もしかして、1回プレイしてみてから考えても間にあう?」と思っていたのですが、購入されていたゐんどさんがご持参されていたので、プレイさせて頂きました。
 うむ。
 これは良いものです。
ドミニオン』同様、基本となるダイスが手元にあり、ダイスを振りつつ新たなダイスを購入し、そのダイスを使って得点を稼いでいって、最初に一定数の勝利点を獲得したプレイヤが勝利。そういうゲームです。
 いやあ、とにかく楽しかったですね。プレイした日の秋山は人間力が低くて、まず巾着袋からダイスを抜く時点でいいダイスが引けず、さらにダイスを振っても酷い目しか出なく、散々な結果でした。一緒にプレイしていた平和さんも同様にダイス運がなく、今ひとつ振るわなかったのですが、ゐんどさんとINNさんは絶好調で、とても同じゲームをプレイしているとは思えないほどでした。でもいいのです! ダイスが触れれば幸せなのです! ブラフ仲間のINNさんと2人で、幸せいっぱいにダイスを振りまくりました。平和さんは、よくテーブルからダイスを落としていて、ダイス振りが下手な天然子ちゃんでした。
 個人的な楽しさはさておき、ゲームとしては圧縮回りに欠陥があるような気がしました。得点できるとダイスを破棄できるのですが、『ドミニオン』同様、破棄すれば破棄するほど、デッキの純度が上がっていきます。そうなると、より能力の高いダイスがデッキの大半を占め、それによって、より得点しやすい環境が整います。逆に後発組は、先発に対して勝つことが出来ず、いっこうに得点できません。つまり『ドミニオン』における「どんなにデッキを構築し完成度を高めても、属州や植民地を買いだすとデッキが腐り始める」というジレンマが『クォーリアーズ』には搭載されていないのです! 従って、拡大再生産の法則に則り、最初に勝ちだしたプレイヤが際限なく勝ち、出遅れたプレイヤは絶対に追いつけません。
 これはひどい
 と言わざるを得ませんが、でも、まあ、いいのです。ダイスが振れれば。
 というわけで、ボドゲ的には微妙ですが、秋山的には大満足。買います。というか、つい先ほど、イエサブ通販で買いました。届いたらプレイしまくるぞー。

7つの島


 ワンドローの2011年春ゲームマーケット新作、ゐんどさんが第2版を購入されたらしくプレイさせて頂きました。
ドミニオン』にワーカープレイスメントを加えた作品と聞いていたのですが、ちょっと違うかなと感じました。具体的には『ドミニオン 錬金術』にワーカープレイスメントを加えたものであると感じました。つまり、通常の財宝という要素の他に、食糧という船員を動かすのに必要な、ポーションにも似た第2の要素があるのです。従ってゲーム中は、財宝カードをプレイしてカードを購入しつつ、食糧マーカーを消費しつつ船員カードをプレイし、上陸権を行使しつつワーカーを島にプレイスしていくわけです。
「こ、これは複雑過ぎやろー……」
 早々に考えることを諦めて秋山は「そう言えば自分はワーカープレイスメントが好きだった!」と思いだし、財宝も食糧もどんどん圧縮して、上陸権を得られるカードばかりを購入し、デッキ構築ではなく、ワーカープレイスメントに励みました。えそらさんは2回目のプレイであることが却って災いし、迷走していた様子で、船員プレイに特化しようとしたINNさんは途中で食糧が足りなくなったりしているのを横目に「ふははは、デッキなんて構築せずに、ワーカーをプレイスしていけばいいのだよ!」とプレイしていた秋山は、しかし、全体的に伸ばしていたゐんどさんに負けました……。
 まあ、結論としては、もう6回プレイして、7つの島を制覇すれば、充分かな……と。

ブラフ


 残り40分というところで、りゅーかさんが『7つの島』に興味を示していたので席を譲って、秋山は、リッパーさんとことひとさんとブラフをプレイ。
 通常、5つのダイスからスタートする『ブラフ』ですが、リッパーさん曰く、少人数でプレイする場合は、その分、ダイスを増やす。とのことで、10個のダイスでプレイしてみました。
 さすがに10個もダイスがあれば、カップの中でいくら振っても、縦に重なったりしてしまいます。苦労しながら全てを平に配置して、見てみると5の目が4つくらいあり、☆も2つくらいあります。「これは行ける!」と思って、とりあえず「2の目が12個はある」と仕掛けてみたら、ことひとさんに「ブラフ」と言われ、あっさりダイスを4つ失いました。い、痛すぎる……素直に5って言っておけば良かったと後悔しつつ、少ないダイスで、なんとか逆転しようとしましたが無理でした。「ブラフは最初に負け始めたプレイヤが際限なく負ける」の法則に則り、あっさり負けました。
 敗退後、ことひとさんとリッパーさんが戦うのを見ていましたが、ことひとさん、ダイスが6個もあるのに、どうしてダイスが1個のリッパーさんに負けちゃうのん……? という場面もありましたが、最終的には予定調和的にダイスを多めに持ちつづけたことひとさんが勝利しました。
 少人数多ダイス『ブラフ』も面白いですね!

おわりに

 翌日は夏コミ2日目だったので、打ち上げを辞退し、ひとりで帰宅。
 このときは、まだ仕事で問題が発生していて、金曜日が中々、終わらないことを、秋山は知らないのだった……。