雲上四季〜謎ときどきボドゲ〜

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

第54回ラ管連ボードゲーム部レポート

 今月も参加させて頂きました。
 ところで、今さらながらラ管連について。ラ管連とは、ライトノベル感想サイト管理連合の略称と思われます。秋山がラ管連の一員かはさておき、このボードゲーム会は楽しいので基本的には、毎回、参加させて頂いています。
 以上、前置きおしまい。

キングダムビルダー


ドミニオン』のデザイナー、ヴァッカリーノによる第2作。
 領土を拡張するのと、王国を樹立するの。実は『ドミニオン』とテーマが、被っている気がしてならないのですが、プレイ感は驚くほど異なります。当たり前か。
 ゲームは、ランダムに配置したボード上に、山札からめくったカードに従ってコマを置いて陣取りしていくだけ。ほんとうに、ただそれだけのゲームです。「ヴァッカリーノのデザインにしてはイマイチ」という評判を、一時期は、よく耳にしていましたが、そのことを完全に失念し、と言うか、ヴァッカリーノのデザインであることすら忘れ、単なるボードゲームの新作とプレイしました。
 中々に面白かったです。
 ルール誤解による序盤の選択ミスが響き、終盤まで挽回できず、終始、苦しい戦いを強いられましたが、総じて面白いデザインだなと感じられました。8枚ある内のボードを4枚しか使用しないことや、10枚ある得点計算カードの内3枚しか使用しないことなど、繰り返しのプレイを強いるデザインになっているのがポイントでしょうか。後、最低でも2回はプレイしないと正当な評価は出来ないような不安がありますが、それでも誤解を恐れずに言ってしまうと、このゲームはリスク回避のゲームだと思いました。
 理由は、カードを1枚しかドローできないことです。
 プレイヤに手札としてカードを4枚か5枚ほど持たせ、その中から好きなカードをプレイさせれば、ユーザの「俺好みのキングダムを作るぜ!」という欲求は満たされるかもしれません。しかし、その代償としてもたらされるのは莫大なダウンタイムと、より完璧なプレイです。たった1枚のカードを、いかに上手く使いこなすか。それが、このゲームのポイントであるように感じました。
 即ちリスク回避です。1枚ずつしかドロー出来ないと言うことは、自分の手札を組み合わせてコンボが出来ないことを意味します。『ドミニオン』風に表現するなら、村鍛冶が出来ないということです。村のカードをプレイしても、引いてきたカードが屋敷だったならば無意味です。では、どのようにプレイすべきか? それは次のカードが、よっぽど酷いカードでなければ、それなりに広がりが生まれるような、可能性を含むプレイです。しかし、そんなプレイばかりしていたら、大胆にコマを配置し、抜群のカード運を持つプレイヤには勝てません。何処かで勝負を仕掛ける必要があります。行く手を阻むように城を囲んだり、先に特殊タイルを取ってしまったり。
 最後まで論理を完結させるのが面倒になったので、ここらで中断しますが、今のところの結論として、このゲームは「イケイケドンドンとリスク回避を天秤に掛けつつプレイする必要のある、ちょっとジレンマの効いた陣取りボードゲーム」というのが秋山の感想です。

髑髏と薔薇


 日本ボードゲーム大賞の第2位に輝いた『髑髏と薔薇』をプレイ。
 慣れているひとと、ブラフが好きなひとと、不慣れなひとと計5人でプレイしたのですが、ポイントは緩急ですかねー。ゆるりと髑髏を仕掛ける緩と、今こそ薔薇を置いてコールするという急。上手いこと場を制すことが出来たのか、1枚もコースターを失うことなく、コールを2回、成功し勝てました。

惨劇RoopeR


 ゲーム会の度に遊んでいる『惨劇RoopeR』を今回もプレイ。
 わりと初心者の鈴木さん、もはやルールもメモも必要としないリッパーさん、初プレイの侑玖さんの3人を主人公に、秋山謹製シナリオを遊んで頂きました。
 タイトルは「ピタゴラスイッチ2」、1時間で終わる、3日4ループの必殺シナリオ第2弾です。爆発力のあるシナリオなので、主人公陣営には思う存分、翻弄される感を楽しんでもらおうと思ったら、リッパーさんにいきなり目論見を暴かれ、1ループ目から惨劇を阻止され掛かって焦りました。
 第1ループをなんとかこなし、第2、第3は危なげなく惨劇を巻き起こし、第4ループでは惨劇を巻き起こせる準備が整いましたが「役職の開示が充分でないから、最後の戦いで主人公陣営の勝利がランダムになる」と気づき、1日延長しようと思ったら3日目に惨劇が起こせずに敗北しました。
 プレイ中は「ピタゴラスイッチ1」と比較してシナリオ強度に欠けるなあと思っていたのですが、後でリッパーさんに聞いたら「1と比較すると、ガチガチに縛られてないから『プレイさせられている感』が少なくて良い」と高評価。ありがとうございます。

サフラニート


『惨劇RoopeR』で疲れた脳を癒す意味も込めて、気軽に本気に遊べるアクションゲーム『サフラニート』卓を立てました。
 各人から厚みのあるチップを持ち、それをボード上に投げ入れて競りを行うというものです。競りの要素は、どちらかと言うとスパイスで*1、チップを投げるだけで、もう充分に楽しいです。W.D.さんと侑玖さんのスローイングが存外に上手くて、何度も弾き飛ばされました。
 片付けた後、INNさんや、麻由さんが「やってみたかった」と仰っていたので、次回も持っていく予定です。これは、買って良かったゲームだなあ。

GMBH


 クニツィアのリアルタイム交渉株ゲー、ウィードルのリメイク。5人でプレイ。
 12枚の手札を持ち「スタート!」の合図と共に、各プレイヤが同時に他のプレイヤとカード交換の交渉を行います。手札が揃ったと思ったプレイヤが「ストップ!」と言った瞬間にゲームが終了し、点数計算を行います。
 ルールを読んだときからカオスな予感がしていましたが、実際にプレイしてみたら、やっぱりカオスな感じでした。手札を、さっと揃えて、大きな声で交渉して、さくさく揃えて「ストップ!」と叫ぶだけの、かんたんなお仕事……。と思っていたら、倒産札を使いこなされて、失点を注ぎ込まれたり、狙っている株が他のプレイヤと競合して、手が伸び悩んだりしている内に、INNさんに追い抜かされそうになりました。
 計5セットプレイして、最終的には2点差くらいにまで追いつかれました。
 まあ、まあ、まあ、面白かったですが、次にプレイする機会が訪れるかは微妙ですね。想像通り、カオスなプレイ感で、プレイしている最中は焦りつつ頑張りますが、振り返ってみると面白かったかどうかは良く分かりません。パステルカラーのカードも識別性が最悪で、プレイアビリティも今ひとつですし。ある種、典型的な「クニツィア先生なにやってんの……」だと思います。

ファミリア


 ここで、INNさんを誘って、2人でフリーゼの対戦ゲーム『ファミリア』をプレイ。
 やはりルールを事前に勉強していた秋山に一日の長があったのか、わりとあっけなく勝利してしまいました。
 その後、観戦していた澤村さんとプレイを試みましたが、澤村さんの完璧なプレイに、完全に完封されました。手も足も出ないとは、このことですね。途中からパスを宣言するだけの、かんたんなお仕事になりそうだったので、協議の上、投了させて頂きました。もう少し研究して、次は対等に戦いたいものです。

CADAN


 リッパーさんに『惨劇RoopeR』に誘われたのですが、ここで秋山とリッパーさんが同時に2時間ゲームに入ってしまうのは、なんとなく良くない気がしたので辞退。3人ほど、卓についていない方々がいたので『たほいや』が終わるまでの間、かんたんなゲームをと言うことで『CADAN』を選択。
 途中、ゐんどさんに対抗して『ミクフリック』を片手でプレイしたりしていたら、いつの間にか盤面が大きく変わっていて、何故か澤村さん(黄色)と秋山(紫)で争い合っていて、INNさんが楽園を見つけていました。挽回するには手数が足りず、そのまま最下位で終了。ままならぬものよ……。

お先に失礼します


たほいや』がまだ終わらないので、もう1回、短いゲーム。
 澤村さんのプレイを横目で盗み見ながら冷静にタイルをひっくり返したり乗せたりしましたが、今ひとつ必勝法が見えてこないですね……。
 最後はキングメイカーとなったW.D.さんに情けを掛けて頂き、タイルをすべて処理し「お仕事おしまいだよ♪」できました。

ピングーパーティ


たほいや』がまだ終わらないので、クニツィアのお手軽腹黒カードゲーム『ピングーパーティ』を久々にプレイ。
 いやあ、楽しかったです。たまにプレイすると、やっぱり最高ですね。リスクを鑑みつつ、冷静にプレイするのもいいですけれど「1〜2点くらいの失点は、次のセットで挽回できるし、緑を埋めてやるぜウッヒッヒ」とか最高です。

呪いのミイラ


 わたんさんが持ち込んで下さったゲーム『呪いのミイラ』をプレイ。前々から気になっていたゲームだったので、プレイできて嬉しい限りです。
 写真は、秋山がミイラ役になって4人の探検家を追い回しているところ。『スコットランドヤード』や『ホワイトチャペル』の攻守が逆転したような感じでしょうか。探検家プレイヤが慣れていないこともあり、またダイス運もあって秋山無双が炸裂し、わりと短時間で探検家を食い荒らし、勝利してしまいました。
 良いゲームだとは思いますが、今ひとつだったかな。プレイ感としては、人数が少なくて、人狼が1人しかいないときの人狼みたいな感じでした。わりと考えて、がんばって勝利できたのですが、これを他のプレイヤと共有できないという点において秋山には、ちょっと向かないかなあ、と。

ヘックメック


 初プレイの『呪いのミイラ』をプレイするのに手伝ってくださったわたんさんが浮いてしまったので、秋山は2セット目に入った『呪いのミイラ』卓から離れて、2人で遊ぶことに。
「何を遊びましょうかねー」と振ったところ、わたんさんが選ばれたのがクニツィアのダイスゲーム『ヘックメック』。
 これは、中々に面白かったですね。お互いに同じタイプの思考なので、中盤に差し掛かると完全に拮抗し、最後は1点差で負けてしまいましたが、まったく悔しくありません。『ヘックメック』の対戦は面白いなあー。

ワニに乗る?


 お次も、わたんさん持参の子ども向けゲーム。
 初プレイでしたが、お互いに嫌な感じでコマを重ねていって楽しかったです。写真は、秋山がダイスで「2個置け」を出してしまい、ハリネズミとペンギンをなんとか引っ掛けて辛勝したところ。
『ワニに乗る?』シリーズは、唯一、コマのサイズを特大にしたものが気になっています。この手のゲームは、ちまちまとした小さいコマよりも、豪快な特大サイズの方が面白いのでは? と思っています。

ドメモ


 他の卓が終わる気配がないので、さらに、わたんさんと差しで勝負。3戦目は『ドメモ』です。
 最後はお互いに残っているコマが1つだけという状態になりましたが、先に「1」を言い当てることが出来て秋山勝利。まあ、でも、1手番差だった、かな。久々に遊ぶと『ドメモ』もいいものですね。

禁断の島


 いい加減、短いゲームにも飽きたので、ゐんどさんに許可を貰って『禁断の島』を始めようとしたら『たほいや』卓から離脱したことひとさんと麻由さんを呼んで4人プレイ。
パンデミック』の簡易版と言われている『禁断の島』ですが、秋山は、断然、こちらの方が好きです。よく分からない病原菌を、なんとかするより、中2心をくすぐるネーミングの島を冒険する方が、百倍楽しいに決まってるじゃないですか!
 と言うわけで、3回目のプレイですが、初めてクリアすることが出来ました。写真は最後の財宝を、麻由さんが獲得したところで、ここから一気にヘリに移動し、推移メーターがドクロの一歩手前で無事に離脱。イヤッホォォ!!

托卵


 人狼の時間が差し迫っていましたが、初参加の方が多く、リッパーさんがインストしていたので、その間に、いつものメンバーで軽く『托卵』。
 2セットプレイしましたが、残念ながら2回とも成功させることが出来ませんでした。まちこさんが手札を見て唸りながら「2枚交換しようか、3枚交換しようか」悩んでたのが、ちょっと面白かったです。

人狼


 またキューピッドか……!
 最近、COしていないので、COしたいなと思っていたのですが、真占を引いたときに「秋山はいつも騙ってるから怪しい」と言われるのも困ってしまうので自粛期間中なのです。真占なら真っ先にCO出来ますし、狂人でも、大手を振ってCO出来ます。でも、キューピッドなら潜伏するしかありません。まあ、恋人の代わりに食われるのもキューピッドの仕事だし、ガチ人狼勢がよくやるようにメモでも取ろうかなと思っていたら、1日目に襲撃されました。どういうことなの……?
 ちなみに恋人は、レトスさんとあじんさんを選びました。だって、あの2人、ラブラブだしね。

おわりに

 と言うわけで、プレイしたボドゲは16作。
 前々からプレイしたいと思っていた『キングダムビルダー』『GMBH』『呪いのミイラ』がプレイできて満足。『惨劇RoopeR』『サフラニート』『禁断の島』『ヘックメック』も楽しかったです。
 チャンスがあったら立てようと思っていた『王への請願』は脚本家をやっている内に立てられていたのと、『ブクブク』は『森のカッコウ』が先に立てられて断念。次回も持って行くよ! ダイス振りたいし、ブクブクしたい!

*1:だれうま。