雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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第53回ラ管連ボードゲーム部レポート

『惨劇RoopeR』をメインディッシュとしたボードゲーム会に参加して参りました。
 後で聞いたところ、計6回、卓が立ったらしいですが、その内の3回において秋山は脚本家をやっていました。参加する前は「主人公側で脚本家を打ち破りたいなあ」と言っていたのに、この結果はいかに……。

惨劇RoopeR


 1回目は初プレイのお三方を相手にインストを終えてから、せっかくなのでセットに含まれるシナリオをプレイしました。惨劇自体は、きっちりと3回とも達成しつつ、適度に役職のヒントを与えて、最後の戦いにおいて必然的に敗北しました。
 2回目は、この日に備えて準備した秋山謹製シナリオでお相手。ループ回数は4回、ループ内日数は6日というシナリオでしたが、第1ループから第2ループまでは6日目を迎えさせることなく主人公を死亡させてループを終了させ続けました。速攻性のある攻撃的なシナリオではあるのですが、回避方法が分かれば脚本家側に挽回の余地はなく、最終ループでは惨劇を食い止められ敗北。
 3回目は、先日、全ファミ協会でもリッパーさんやレトスさん相手に披露した必殺シナリオ、ループ回数は4回、ループ内日数は4日。前回は、熟練者たるリッパーさんとレトスさんの素早い論理展開に応じきれず、敗北を喫しましたが、今回は役職を2人も伏せ切ったうえに、4回とも惨劇を成功させて勝利
 その他、リッパーさんが脚本家を演じられた際に、上記必殺シナリオをお貸ししました。永山さんが必殺の仕掛けを早々に見抜かれた様子ですが、リッパーさんの手腕もあって惨劇は4回とも達成できた様子です。また、がいじんさんにも今日に向けて準備していた、もうひとつの秋山謹製シナリオをお貸しし、脚本家をプレイ頂きました。結果や感想は、特にヒアリングしていませんが「秋山さんの慈愛に溢れている」という声が聞こえました。慈愛とは一体……。
 3月4日、ゲームマーケット大阪において、追加の惨劇セットが頒布されたらしいのですが、気になって仕方ないですね。「パラノイア」とか「雫」とか「双子のトリック」とか「クローズドサークル」とか「銀の銃弾」とか、胸熱。

妖精奇譚


 人数調整に久々に持ち込んだドラフトゲームの快作『妖精奇譚』をプレイしました。
 あまり時間を掛けたくなかったので、物語ヴァリアントは含めずに、基本セットだけで。ちょうど今、書いている小説に龍が出てくるので「じゃあ龍プレイしよう」と思ったら、対面のがいじんさんと完全に被って、お互いが等しく方向性を見失った感じでした。
 このゲーム、とりあえずルールを知るのに基本セットだけのプレイはありですが、やはり拡張を入れないと面白く無いですね。

髑髏と薔薇


 6人でプレイできる短時間ゲームということで『髑髏と薔薇』。
 やはりブラフゲームの傑作ですね。いわしさんが、厳しい賭けに活路を見出して勝利したのが印象的でした。

藪の中


『惨劇RoopeR』で散々、ロジカルな思考力を消費しているにも関わらず、3人で時間調整ということで『藪の中』をプレイしたりしました。
 このゲームは、やはり積極的に仕掛けていくのが好きですね。犯人が分かって、全員が同じ容疑者に目撃チップを置くだけの簡単なお仕事なんて、ただの素敵な完全ゲームです。やはり積極的に白に置いていって「この嘘つきめがーっヽ(`Д´#)ノ」ってのが面白いですよね。久々にプレイしましたけれど、良かったです。

海賊船長


 フェイドゥッティの半分協力半分裏切りのゲーム。なんとなくルールを読むのが面倒で、1年以上、積んでいたのですが、ようやく崩しました。
 プレイヤは船長となって、他のプレイヤを乗組員として指名して、一緒に航海に出て宝物をゲットします。真っ先に出航に成功したのは秋山、乗組員として使命したのは、たてかべさん。お互いに幸福な航海を遂げることができ、Win-Winの関係を築きました。
 次に出航したのは、あじんさん。指名された乗組員は、がいじんさん。今度も平和にお互いが勝利点を獲得して終わるのかと思いきや、宝を獲得する寸前に、あじんさんが牙を剥きました。なんと、がいじんさんが確保していた宝を横からかっさらって、代わりにゴミを残していったのです……!
 この一連のやりとりで、このゲームの本質が透けて見えたのか、いきなりギスギスとした雰囲気に(笑)、思わずにやにやしてしまいました。
 最終的に勝利したのは、まっとうかつ正直にプレイし続けた、たてかべさん。うん、正直者が勝つゲームですね、これは。策を弄すると溺れますわ。

おわりに

 10時半から20時まで、約10時間ほどプレイしたにも関わらず、遊んだゲームはわずか5種。理由は、やっぱり『惨劇RoopeR』率が高かったからですね。必殺シナリオは、初プレイの、あじんさんがいたこともあり80分でしたが、それ以外の2回は、やはり120分〜150分ほどは要しました。秋山は「ボードゲームは仲良く楽しく遊ぶものである」を主義として掲げているので、基本、ループ中も相談ありとしているのですが、やはり、そうなるとプレイ時間は伸びる傾向にありますね。
 他の卓では4時間以上もかけて『祈り、働け』をプレイしていたり、何度も『キングダムビルダー』が立っていました。
『キングダムビルダー』は最も気になっているタイトルのひとつなので、次回の、ふつうのボドゲオフでは是非、プレイしたいですね。