雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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ゐんどさん宅ゲーム会20120211

 ゐんどさんがローゼンベルクの新作『祈り、働け』を購入したというので、お宅をお邪魔しプレイさせて頂きました。

祈り、働け 1回目


アグリコラ』『ル・アーブル』『洛陽の門にて』と3作併せて収穫3部作と呼ばれているらしいですが『祈り、働け』は、この内の『アグリコラ』と『ル・アーブル』を足して、より面白くさせたような作品でした。
 フランスセットとアイルランドセット、2種類のセットがあり、フランスを選ぶとワインプレイ、アイルランドを選ぶとビール&ウィスキープレイを選ぶことが出来ます。
 初回は、とりあえずルールに慣れようということでショートルールとアイルランドセットを選択。
 ショートルールでは、使用されるカードが少なかったり、毎ターン、資源が自動的に貰えたり、誰かひとりが資源を獲得したら追加分配があったりと、ロングルールと比較して資源が手に入りやすい工夫がされています。今回はルールを誤読し、アイルランドの全カードを使用し、かつ追加分配も行わなかったので、都合、ショートとロングを足して2で割った、言わばミドル級のプレイとなってしまいました。
 初回のプレイでは、奇跡のタイルが気になって「やっぱり祈り、働くのであれば奇跡を起こさないとね!」と、点数効率を無視し、奇跡の獲得に邁進しました。最終的に、なんとか聖具室に色々な点数を捧げることで奇跡を獲得したのですが、無駄にした手数が多く、残念ながら最下位。
 感想。勝利への近道は建物の点数と村のボーナスを組み合わせること。奇跡プレイで勝つには、完璧に勝利の方程式を構築する必要性あり。

祈り、働け 2回目


 前回のプレイからの反省点として、速攻で地帯ボードを拡張し、さらに何かひとつに特化すべきと考え、修道院プレイに徹しました。
 終盤の6ターンほどは、造船所で2木を5金に変えて、牧師館でその5金を18勝利点に変え続けるだけのかんたんなお仕事に従事しました。ゲーム終了時はわりと勝利を確信していたのですが、建物と村を芸術的なまでに美しく配置したうさみさんに追いつけずに2着。
 結論としては、たいへん面白かったです。『アグリコラ』と『ル・アーブル』の正統進化といった風を呈しており、さらに資源獲得の処理の煩雑さも大きく解消されており、カードのミニマム化もあり、プレイアビリティが大きく向上しているように感じられました。今後はフランスとアイルランド以外の拡張セットが出そうな気はしますが、少なくとも基本セットだけで後2回か3回くらいは遊んでみたいなと思います。ワーカープレイスメントの、かつかつしい楽しさと、自分だけの世界を構築しようとする箱庭感に、複数の勝ち筋。いや、面白かったです。

惨劇RoopeR


『祈り、働け』の後は、うさみさん脚本家による『惨劇RoopeR』。
 日数が通常の8日ではなく6日だったり、事件発生日が1日目、2日目、4日目、5日目とやや変則的で、進行が早めに感じられました。
 1回目のループで幾つかの情報を見ぬくことが出来たものの、2回目のループを、わりともったいなく消費してしまって最後の戦いでは、うさみさんの萌え心を推理要因に加えて、見事に役職所有者の1人を当てられたけれど、もうひとりが当てられなくて敗北。

おわりに

 総プレイ時間8時間ほどでプレイしたゲームが3作という充実感!
 内訳は『祈り、働け』のショートが3時間強、『祈り、働け』のロングが3時間強、『惨劇RoopeR』が1時間半ほどだったかな。
『祈り、働け』の1回目はインスト含むので実際には2時間半くらいかもです。でも、ショートの方が資源が有り余って「出来ること」が多いので、ダウンタイムは長めでしたね。ロング版は、いかに資源を効率的に獲得して、効率的に使い回すかがポイントなので、わりとさくさく進む印象です。