水曜日は巨大怪水魚となり鮫を追い回すよ

■紀伊国屋新宿本店で「ほんのまくら」という面白い企画がやっているらしいと聞きました。

　そんなこんなで、こちらのフェアがはじまりました。オリジナルカバーに載っているのは、本の「まくら」です。それぞれ「まくら」に何を感じ取れるのでしょうか。商品にはパックがかかっていますがそれを開けずに選んでみてください。それはもう本当に研ぎ澄まされた感覚のみで。きっと不思議な本との出会いが待っているはずです。
　またこのように中身が見えない状態でお買い上げいただきます不親切をご容赦くださいませ。そしてそれも含めて楽しんでいただけたら幸いです。

http://www.kinokuniya.co.jp/store/Shinjuku-Main-Store/20120725000000.html

■と言うわけで、早速、行ってきました。フェアの開催場所は2階の文庫コーナーです。階段をのぼり、2階に入ったところで見回してみたのですが分からず、右往左往してる内に、ようやく人が集まっているのを見つけ「あ、あそこだ……！」と辿り着くことが出来ました。せっかく、面白い企画なのに、アプローチに難がありますね……。
■人垣の隙間を縫うように本棚を見てみると、確かにオリジナルのカバーが掛けられた本たちが整然と並び、ある種、異様な空間を構成しています。わりと売れているらしく、10分の1くらいは売り切れていたような印象です。
■秋山も1冊、買ってみました。
■並んでいる本を見ながら思ったのですが、わりと性的な文章が多かった印象です。他人の夫と寝るのが好きだとか、全身の毛を剃ってみたとか、女性のもうひとつの唇が喋ったとか……。ああ、紀伊国屋で働いてるひとが好きそうな出だしだなあ、と。

神の裁きと訣別するため (河出文庫 (ア5-1))