雲上四季〜謎ときどきボドゲ〜

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

FTさん宅ゲーム会_2013_0623

 日曜日はFTさん主催の自宅ゲーム会にお邪魔させて頂きました。
 前日はあまりに眠くて20時くらいに寝たところ、明け方4時には目が覚めてしまい、自転車でせっせと向かいました。途中、寄り道したりもしましたが、往復で24キロほど、ざっと100分ほど走りました。
 帰りは、ぱらっと雨が降ってきて、水に弱いロードバイクだったのでビクビクしましたが、すぐに止み、路面も、ほとんど濡れなかったので安心しました。

ペロポネソス



(インスト:18分、プレイ時間:65分)
 と言うわけで、少し前に発売された変則的な競りゲー『ペロポネソス』です。
 広義の競りには含まれますが、狭義の競りには含まれないように感じました。どちらかと言うと、金を積むことで、先客を弾き飛ばすことができるワーカープレイスメントと言った方が、しっくり来るかもしれません。
 場に出たタイルに対し、スタピーから順番に、一巡限りの入札を行います。後手番のプレイヤは、先手番のプレイヤより多くの金額を積めば、置いてある入札チップを弾き飛ばすことができます。各タイルには最低入札額が決まっていて、その入札額を越えていれば、弾き飛ばされたプレイヤは、他のタイルに入札し直すことも可能ですし、1金を得つつ撤退することも可能です。
 土地タイルを競り落とし、資源を生み出して、溜まった資源を使って、建物タイルを競り落とし、市民を増やし、災害に耐えつつ、市民に食べ物を供給し、最終的に市民による勝利点と土地の勝利点を比較して、少ない方が自分の点数になる。という頭脳絶好調式を取り入れたゲームです。
 正直、ルールを聞いたときは、キングメーカー問題に縛られるのでは? と危惧しましたが、そんなことは、全然ありませんでした。よくある表現で恐縮ですが、勝ち筋が複数あるので、他人との競合を避けながら、有利になるように展開させる。というのが、とても楽しかったです。
 前述の通り、各タイルには最低入札額が決まっており、そこに書かれてある以上のコインを積む必要があります。しかし、最低入札額で入札してしまうと、後手番プレイヤに弾き飛ばされる可能性があります。なので、後手番プレイヤの手元を見て、余計にコインを積んだり、あるいは一番人気のタイルは最初から諦め、二番人気や三番人気にターゲットを絞るなど……考えどころが多く、面白いゲームでした。
 手元の情報は、すべて公開されているため、じっくり考えたいひとは、あらゆる可能性を考え始め、ダウンタイムが長くなりやすいのが難点ですが、総じて素晴らしいゲームだと感じました。
(FTさん34点、まるたさん32点、山崎さん26点、魔王さん24点、秋山21点)

ペロポネソス(ヘッラス、海拡張入り)


(インスト:7分、プレイ時間:75分)
 続けて「ヘッラス」と「海」の拡張を入れて『ペロポネソス』を遊びました。
「ヘッラス」が入ると、初期の国に多様性が生まれ、最初から豪速を発揮したり、後から加速したりとプレイに幅が生まれます。デルファイは災害が発生するタイミングによっては有利になれない可能性があり、やや上級者向けですが、テーベは驚くほど強かったです。
「海」は良い拡張ですね。お金が足りず、入札できないときも、パスしつつの海タイル購入という選択が出来ますし、序盤に上手いことやりくりして資源を溜めることが出来ればタイルを落札しつつの海タイルも確保! というのが出来て、拡大再生産に拍車が掛かります。
(FTさん38点、まるたさん34点、秋山32点、魔王さん24点、山崎さん0点)

ペロポネソス(ヘッラス、海、山羊拡張入り)


(インスト:5分、プレイ時間:65分)
「ヘッラス」「海」に加えて「山羊」拡張を入れました。山羊は、木材、石材、麦に続く第4の資源で、山羊チップを落札することによって繁殖させることができます。うまいこと育ててあげれば、後半は利益を生み出しまくりますが、少ししか確保しないと最後まで、まったく役に立たず、ちょっと微妙です。5人プレイの場合、誰かひとりが山羊プレイに走って、もうひとりがそれを止めるために山羊を抑え、他の3人は傍観……みたいな展開になりそうです。
 都合3回目の『ペロポネソス』ですが、今回は災害のタイミングが最悪でした。スタートの都市も使い勝手が悪く、Bの時代において、飢饉と供給を同時に食らった結果、市民が7人ほど吹っ飛び、再起不能なまでにダメージを食らいました。これが知り合いだったら、笑顔で「クソゲーだわ、これ、クソゲー」と言い出すところですが、初対面の方もいたので自粛しました。うん、リスクマネジメントしなかった秋山が悪いのです。
(魔王さん38点、まるたさん36点、FTさん24点、秋山24点、山崎さん3点)

ペロポネソス(ヘッラス、海、山羊、トレード拡張入り)


(インスト:5分、プレイ時間:55分)
 ここで、まるたさんがお仕事のため離脱され、4人になりました。
 今回は最後の拡張「トレード」を入れました。トレード拡張は、競りを行った後、最終手番となったプレイヤだけが行うことができるボーナスフェイズで、ランダムに決定された交換を銀行を行うことができます。通常、パスしたり、弾き飛ばされて入札に失敗した場合、ほとんどメリットがなく、沈むだけになるのですが、このトレードがあると、少々、その無駄感が緩和されるかなと感じました。むしろ、トレードの種類によっては、しゃがむことに価値が出てくるので、プレイの幅が広がるように感じました。
 さすがに4回目ともなると、いろいろ慣れてきて、どういう戦法が強いのか、なにをやってはいけないのか、どういうタイルがやってくるのかを意識しながらプレイすることができました。
(秋山41点、山崎さん36点、FTさん33点、魔王さん30点)

おわりに

 と言うわけで、まさかの『ペロポネソス』4連続でした。
 基本から始めて、じょじょに拡張を入れながらの連続プレイというのは初めて体験しましたが、なかなか面白いですね。同じゲームを繰り返し遊ぶことによって、二の轍を踏まないという気持ちが芽生えますし、拡張を少しずつ入れることで、変化を楽しむこともできます。
 全拡張を試したうえで、4人で、どの都市が強いか、どの拡張が面白いかを議論しました。結論として、都市に関しては、2だったか3の都市があまりに弱いので、初期コインを7ではなく9にしましょうという話と「海」と「トレード」の拡張は素晴らしい、「山羊」は微妙……という感じでした。

追記

 書き忘れていました。
ペロポネソス』ですが、かなり面白いです。拡張を少しずつ入れているとは言え、4回も連続して遊ぶのが、まったく苦にならないレベルで面白いです。『ドミニオン』『7Wonders』『RftG』あたりと同じ雰囲気を感じました。