さくーっと、仕事が終わったので、フレイさんちに行きました。
カルカソンヌ
お伺いした時点でフレイさんは席外し……だったのかな。
と言うわけで、ゲルズさんとカルカソンヌを先手番後手番を交換しながら2戦やって、その後にやってきたフレイさんとも2戦しました。
(1戦目:ゲルズさん91点、秋山83点)
(2戦目:秋山96点、ゲルズさん73点)
(3戦目:フレイさん121点、秋山101点)
(4戦目:フレイさん96点、秋山95点)
シュナプセン
(プレイ時間:20分 x 2回)
カルカソンヌの次は、久々に『ボードゲーム大全』を消化しましょうということで、2人用ゲームの『シュナプセン』。
オーストリアの国民的ゲームであり、変種のルールも含めるとドイツ、チェコ、ハンガリーでも国民的ゲームとして人気である様子。
各スートのA10KQJ、計20枚のカードを用いたトリックテイキング。初期手札は5枚。メイフォローのトリックテイキングを行い、1ディール毎に山札から手札を補充する。従って、5ラウンド経れば、すべてのカードが引かれることになるが、それまでは、あまり強くないカードでも勝てたりする。山札が枯れた瞬間からメイフォローからマストフォローに切り替わり、また、手番の頭に「クローズ」を宣言することで、即座に山札が枯れた扱いとしてマストフォローに切り替えることも可能。
ゲーム中に得られる点数は計120点、この他にマリッジと呼ばれる特殊役が100点あるので、合計すると220点ある。ゲームの目的は、先に66点を得ること。66点を得て「勝利」を宣言することで勝利する。宣言がなされた際の、両者の点差等を見て、1から3までのゲームポイントを得る。7ポイント先取のゲームなので、最短3ラウンド、最長13ラウンドで終了する。
これは、極めて面白かったです。
国民的ゲームとして人気を博しているというのも納得で、2人用トランプゲームの中では、群を抜いて気に入っている『クリベッジ』に迫る面白さだと感じました。
1回目は手札に恵まれたこともあり、ほぼストレートで勝ちました。すかさず、フレイさんから再戦の申し出を受けて、再び遊ぶことに。2戦目は、お互いに勝手が分かっているので苦戦しましたが、なんとか最後に抜けることができました。星4つくらいでしょうか。
(1戦目:秋山0点、フレイさん6点)
(2戦目:秋山0点、フレイさん2点)
シックスティー・シックス
(プレイ時間:55分)
続いて『シックシティー・シックス』を遊びました。
これは『シュナプセン』のドイツ版とも言えるものですが、時代的には『シックシティー・シックス』の方が古いそうです。
『シュナプセン』との違いは、細かいところがいくつかありますが、大きくは下記2点です。
・使用するカードに9が加わり、総カード枚数が24枚になる。
・手札が5枚ではなく6枚になる。
ルールだけを見ると、『シュナプセン』を冗長にしたのが『シックシティー・シックス』そんな印象を受けます。
「『シュナプセン』を遊んだのだから『シックシティー・シックス』は遊ばなくても良いのでは?」
と思いましたが、フレイさんが、
「やってみましょう!」
と仰るので、遊んでみることに。
はい。
結論から言うと『シックシティー・シックス』の方が『シュナプセン』より面白いですね。面白い……と言うか、よりゲーマー向きに調整されている印象です。
何が良いかというと『シュナプセン』よりも、遊びと言うか、ゆとりと言うか、余裕があるのですよね。苦しいときに逃げることのできる隙が、カード1枚分、多い印象です。
こう書くと「より厳しい方が面白いのでは?」という反論が予想されますが、『シュナプセン』に感じる厳しさは、ルール的な厳しさよりも、カード運的な厳しさなのです。つまり『シュナプセン』は初期手札に恵まれたら、相手を封殺できうる可能性が高めですが、『シックシティー・シックス』では、初期手札に恵まれても、封殺できるまでに至る可能性は、そう高くありません。
つまりは、バランスでしょうか。
『シュナプセン』だけしか知らなければ、『シュナプセン』は面白い! 星4つです! と言えますが、『シックシティー・シックス』を知ってしまった今や『シュナプセン』を星3つにして、『シックシティー・シックス』を星4つにするか、『シュナプセン』を星4つにして、『シックシティー・シックス』を星5つにするか、悩ましいところです。
(秋山7点、フレイさん6点)
終わりに
『クリベッジ』と比肩しうる面白さのゲームを発掘できて良かったです。