雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

オススメの謎解き&ボードゲーム&マーダーミステリーを紹介しています

EJF_1205

 バネストさん主催の名古屋では老舗のゲーム会。
 2015年も終わってしまうので、最後に行かなければと思って参加しました。

戦場のヴァルキリー


(インスト:12分、プレイ時間:35分)
 最初に遊んだのは、みさきさんによる新作『戦場ヴァルキリー』のテストプレイ。
 北欧神話をモチーフに、プレイヤはヴァルキリーとなって地上の国家に介入し、戦争を起こし、英雄たちをヴァルハラに送るというゲーム。プレイヤたちが存在する神々のレイヤーと、盤面にて繰り広げられる人間たちのレイヤーという二層構造になっているのが、デザイン的には面白いと感じました。
 ゲームのデザインそれ自体は、プレイヤ同士の殴り合いに特化したもの。他プレイヤとの殴り合いを好まない方には、辛いかもしれませんが、逆に好きなひとには良い具合に振り切れているなと感じました。随所に気の利いた仕掛けがあって、みさきさんの職人芸にも近きバランス調整が見て取れました。
(あけみんさん33点、みさきさん30点、秋山29点)

プララーヤ


(インスト:15分、プレイ時間:15分)
 三重県の風栄社さんによるカードゲーム、第3弾。
 沈みゆく島から、可能な限りの財宝をかき集めてから脱出するという『禁断の島』に近しいものを感じるメカニズム。カードを敷き詰めるというデザインは、どうにも垢抜けないものを感じているのですが『ニューオリンズ・ビッグバンド』と言い、傑作があるのも事実なので試しに遊んでみることに。
 これは……面白いですね!
 カードの文字サイズが小さすぎて視認性は最悪ですし、海のカードは横から見ると分かってしまうと問題はありますが、プレイ感は、とても良いですね。島がじょじょに沈んでいく感じもいいですし、どこまで粘るかというチキンレース感も良いです。
 みさきさんと2人プレイで2回、遊んだのですが、脱出できなかった時点で即脱落という誤ったルールで遊んでいました。その方がスリルがあって面白い気もしますけどね。

リスボン、世界への扉


(インスト:13分、プレイ時間:40分)
 COLON ARCさんの新作。ユーロゲームのような見た目に、中量級を思わせるコンポーネントの数々。どこを見ても突っ込みどころのない隙のなさが魅力です。リプレイビリティへの意識も高いですし、ユーロゲームファンにも自信をもって勧められる一作ですね。
(秋山102点、みさきさん72点、いわたさん53点)

おわりに

 まだ、バネスト中野さんがお見えになってなかったですが、翌日はミスボド名古屋だったので、早めに失礼させていただくことに。また来年!