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リアル脱出ゲームで脱出成功するためにやっている5つの攻略テクニック

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 リアル脱出ゲームは、難易度の高いゲームです。
 平均脱出率が20%を下回るものであれば、謎解き初心者は、まず脱出できないでしょう。でも、挑戦するからには脱出したい。ですよね?
 と言うわけで、傾向と対策を考えて、秋山が意識している5つの攻略テクニックを紹介します。

最初に自己紹介

 リアル脱出ゲームは様々な謎や暗号を解き明かし、制限時間内に密室から抜け出すゲーム。秋山は2016年末にドイツで出会い、それから国内のリアル脱出ゲームやリアル謎解きゲーム、リアル宝探しゲームその他を200以上遊んできました。
 最近で言うと『惑星オリオンからの脱出』、『沈みゆく豪華客船からの脱出』、『巨人潜む巨大樹の森からの脱出』、『のび太の宝島からの脱出』すべて脱出成功しています。
 ちなみに『沈みゆく豪華客船からの脱出』は2017年に遊んだものの中ではベスト中のベスト。4月には公演終了とのことで、終わってしまう前に絶対に参加するべき大傑作です。
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この記事で紹介している攻略の対象

 念頭においているのは、SCRAPによるホール型(ヒミツキチ型)と呼ばれるタイプの公演です。いわゆる4人や6人で1チームとなり、テーブルを囲んで謎を解き明かすタイプです。
 ルーム型(アジト型)の、実際に密室に閉じ込められて、実際に抜け出すタイプの公演の攻略記事に関しては、またいずれ。

!!注意喚起!!

 先に断っておきますと、ここから先を読むことについては、自己責任でお願いします。
 公演の仕組みを逆手に取ったり、制作側の心理を突いたテクニックになるので、これらを実践することで、公演やゲームを新鮮な気持ちで楽しめなくなってしまう可能性があります。
 脱出成功できなくてもいい。まっさらな気持ちで楽しみたい。
 そうお考えの方は回れ右推奨です。
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まず、公演の概要を把握しよう

 では始めます。


 最初にホール型公演の概要というか、構造について説明します。
 だいたいの公演は、下記の構造に基いて作られています。
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 最初に多量の小謎があって、手分けして解いて、その結果を解答用紙にまとめると指示文が出てくるので、チーム全員でチェックポイントに移動して、そこで何らかのアクションを行うと次の謎が貰えるので、またテーブルに戻って皆で解く。
 基本的には、この連続です。
 この構造を頭のなかに叩き込んでおき、自分がどれくらい進んでいるのか、あるいは遅れているのかを把握できていれば、心にゆとりが生まれます。

成功に向けて描きたい流れ

 まず、最初の小謎についてですが、これは最速で突破したいですね。
 往々にしてチェックポイントには、多数のチームが集まり混み合うもので、この渋滞に巻き込まれるのは明確なタイムロスです。
 時間を無駄にしないためには、真っ先にチェックポイントを通過してしまうことです。
 受付は早めに済ませ、得られる情報はゲームが始まる前に得ておき、いざゲームが始まったら省略できるものはすべて省略し、最速で大謎に到達し、少しでも多くの時間を大謎に使えるように状況を整えるのは大事なことです。
 スピードは強さです

ヒントブックの活用

 最近のSCRAPは顧客満足度を高めるためか、どのチームも大謎までは辿り着けるようにヒントブックを用意しています。
 さすがに全問題、ヒントブックを参照しては、何のために遊びに来ているのか分からなくなりますが、小謎ひとつで時間を余計に使ってしまうのは、もったいないと言えます。チームの承諾を得つつ、適度に活用していきましょう。

以上、ここまでは基本

 ここまでは、個人的には基本となります。
 それでは、いよいよ攻略に入っていきます。

テクニック1:物語の進行を把握すること

 ホール型の公演は、謎を解いていくと、しばしば状況が変化します。
 たとえば場所が変わったとか、新たに獲得したアイテムが使えるようになったとか。
 目の前の小謎に集中していたり、ホール内の掲示物の写真を撮ってまわっていたりすると、ついつい忘れがちになってしまうのですが、これは非常に重要な要素です。
 自分たちが、いま、なんのために謎を解いているのかを耐えず意識しましょう、中謎や大謎の多くは、ストーリーや物語の土台を理解していなければ、そもそも解きようがないということがあります。

テクニック2:登場人物になりきること

 私たちはホールにいて、椅子に座って謎を解いているわけではありません。
 たとえば真っ暗な迷宮に閉じ込められ、脱出するために謎を解いているわけです。
 想像力を、これ以上は無理! ってくらいに発揮してください。
 たとえば謎を解いた結果、赤、青、黄の順番でボタンを押せと指示文が出てきたとします。でも、そこは真っ暗な迷宮、ボタンの色なんて見えませんよね? え? 指先に炎をともす魔法が使える? ならば、赤く見えているそのボタン、ほんとうに赤色ですか? 炎に照らされて白いボタンが赤く見えているだけじゃないですか?
 登場人物になりきり、世界観に没入し、ほんとうにその場にいるかのような気持ちで謎を解くというのは、こういうことです

テクニック3:情報を読み込む/読み返す

 すべての謎は解かれるべく存在しています
 どんな謎であっても、それを解くための鍵は、すでに提示されているものです。
 すこしでも暇があったら、それまでに提示された情報を読み返したり、見返したりしましょう。ちょっと長めの文章があったら、時間を作ってでも読みましょう。チェックポイントで渋滞に巻き込まれているときも、貴重な時間です。
 大事な大事なヒントは、膨大な情報のなかに、さりげなく仕込まれているものなのです。
 終盤の中謎は、時間が掛かるややこしいケースが多いですが、2~3人でも取り組めるものです。
「あ、今、違うことやってても大丈夫そう」
 そんな瞬間があったら、とにかく情報を吸収しましょう。

テクニック4:筋道と情報を声に出して整理する

「そもそも、我々はどうしてこんなことしてるんでしたっけ?」
 終盤、行き詰まったら、それまでのルートを整理して、今ある情報をまとめましょう。
 あなたひとりは落ち着いていて、全体を俯瞰できているかもしれませんが、チーム全員が同じ次元で物事を見えているとは限りません。ひとりで5分間熟考しても、それはただの5分ですが、5分の内、3分を使って状況を整理して、残り2分を6人で考えれば、それは12分の価値があります。
 遠回りこそが、近道です

テクニック5:諦めない

 ここに来て、いきなり精神論っぽい感じになりましたが、むやみやたらにがんばろうと言っているわけではありません。
 角度を変えてみましょう
 基本を大事にして、様々なテクニックを駆使しても解けない謎というものがあります。
 と言うか、多くの謎は、未知の存在です。従来と同じ考え方や、対処法では対応しきれません。
 立ちあがって上から見る、横から見る、裏から見る、透かしてみる、重ねてみる、折ってみる、曲げてみる、光を当ててみる、破ってみる。
 ありとあらゆる……想像しうる限り、ありとあらゆるすべてを試してみましょう。最後の最後まで諦めず、自分が閃けるはずだと信じることです。

終わりに

 いかがだったでしょうか。
 言うは易く行うは難し。
 秋山自身、上述すべてを実践できずに脱出失敗することもありますが、失敗を積み重ねることで得られた気づきや反省を活かし、傾向に対し対策を重ねることで、この5つの結論に達した次第です。
 より多くの方が脱出成功し、楽しい脱出ライフを送ることができることを願っています。

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