推理してますか? 脱出してますか?
マーダーミステリーもリアル脱出ゲームも大好きな秋山です、こんにちは。
我ながら尖っているなあと思いますが、マーダーミステリーが面白くて、もっとマーダーミステリー的なゲームを遊んでみたい! という方に今、遊べるリアル脱出ゲームのなかからをオススメを3つ紹介します。尚、リアル脱出ゲームの中でも、このタイトルが好きならばマーダーミステリーも気に入る! という読み方もできると思います。
はじめに
そもそも、マーダーミステリーとは何か? リアル脱出ゲームとは何か? から始めましょうか。
マーダーミステリーは、6人から9名ほどで遊ぶタイプのゲームです。各プレイヤは、特定のキャラクタを担当し、そのキャラクタを演じながら、作中で発生した殺人事件を捜査し、事件を解明すべく推理を重ねていきます。
リアル脱出ゲームは、様々なタイプがありますが、ここではいわゆるルーム型を説明します。密閉空間に閉じ込められた10名が協力し、様々な謎や暗号を解き明かし、制限時間60分以内に脱出することを目指すゲームです。
マーダーミステリーに関しては、代表的なゲームである『王府百年』を中心に紹介しているので、合わせてご覧ください。
オススメの脱出『十人の憂鬱な容疑者』
なんと言っても、これです!
2019年7月現在、ナゾコン名古屋で遊ぶことができる『十人の憂鬱な容疑者』です。
まずは、公開されているストーリーをご覧ください。
あなたのもとにある日、洋館への招待状が届く。
https://www.scrapmagazine.com/nazocomplex/events/10nin/
差出人の名前も書いていないが、あなたはその招待に応じないわけにはいかなかった。 そこには、身も凍るような言葉が書かれていたからだ。
「12年前のことは忘れない。来ないと殺す」と。
あなたは、びくびくしながら、招待された洋館にたどり着く。
そこには、あなたと同じ招待状を握り締めた9人の人物があなたを待っていた。それぞれが何らかの理由で、この場所に集められたようだ。
全員が揃うと、扉はばたんと閉じる。
そして、スピーカーから声が流れる。
「今日は私の催すパーティーに来てくれて感謝する。さて、早速だが君たちにプレゼントがある。この謎だ」
「謎を解け。1時間以内に解けなければ殺す」
すべての謎が解けたとき、衝撃の事実が判明する!
いかがでしょう。
シチュエーション的には、かなりマーダーミステリー的と言えるでしょう。
ほんとうはもっと似ている点があるのですが、ネタバレ禁止の公演ですので、あまり明言はできません……。
ただひとつ言えること、それはマーダーミステリーが楽しめた方は、きっと楽しめる! ということです。
ひとつ注意を。この公演は、あくまでリアル脱出ゲームですので、マーダーミステリーのように行間を読んだり、語られなかったことを推理するのではなく、その代わりに謎を解く場面もあります。謎解き苦手! な方はご注意ください。
逆に『十人の憂鬱な容疑者』を以前に遊んだことがあって、その形態が非常に面白かったけれど、謎解き要素は余分だったなあ……という方であれば、逆にマーダーミステリーはぴったりでしょう。
感想を書いていますので、もっと知りたい方は、合わせてご覧ください。
オススメの脱出『アンドロイド工場からの脱出』
『十人の憂鬱な容疑者』は面白そうだけれど、名古屋は遠い! という方、次点ということで、もうひとつ勧めさせてください。
2019年7月現在、池袋アジトと京都アジトで遊ぶことができる『アンドロイド工場からの脱出』です。
こちらも、まずはストーリーをご覧ください。
そう遠くない未来。
限りなく人間に近いロボットであるアンドロイドが完成した。
しかしアンドロイドたちは人の手を離れて
自らを量産する工場を作り、人類への反乱を企て始めた。スパイであるあなたは、反乱を止めるためアンドロイド工場に忍び込み、
機密データを入手する任務を与えられる。だが、アンドロイド工場に人間が忍び込んだことがバレたら処刑されてしまう。
任務を遂行するにはアンドロイドになりきり、
複雑で奇妙な「動作テスト」をこなして、監視の目をくぐらなくてはならない。あなたは正体を隠し通し、この工場から脱出することができるだろうか?
http://realdgame.jp/event/android.html
ストーリーからも分かる通り、いわゆるミステリではありません。殺人事件は起こりません。
にも関わらず、何故この公演をオススメするのかと言うと……それは、ネタバレなので言えません。敢えて言うと、アンドロイドを演じる、という部分でしょうか。マーダーミステリーでも、作中の登場人物になりきって役柄をこなすという要素がありますが、この公演でもアンドロイドになりきって、アンドロイドとして行動する、という点が類似点と言えます。
こちらも感想を書いていますので、よろしければどうぞ。
かなり面白い公演で、オススメの公演でもあるのですが、今、感想を読み返してみたら、あまり褒めていませんでした……読み返しているうちに思い出したのですが、遊んだ直後は、けっこうモヤモヤしていたんですよね。
でも、振り返るたびに良いところや、楽しかったところばかりが思い返され、後からじわじわと自分のなかで評価が上がっていった作品です。
げんに2018年に遊んだルーム型のなかでは1位として取り上げています。
オススメの脱出『スカイホープ 最後の飛行』
オススメを3つ紹介しますと書きましたが、すみません! あれはウソです!!
オススメ2つよりもオススメ3つの方が、まとまりが良いかなと思って3つって書いちゃいました。でも、ほんとうは、あながちウソではなくて、厳密には、リアル脱出ゲームではないのですが、リアル脱出ゲーム風の作品をオススメしたいとは思っていたのです。
- 作者: SCRAP
- 出版社/メーカー: SCRAP出版
- 発売日: 2017/06/30
- メディア: 単行本
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SCRAP出版が発行している体験型の推理小説となります。3人で、それぞれ担当するキャラクタの本を読み、話し合いながら推理して、事件の真相に迫っていくという新しいタイプの作品です。
ストーリーは下記の通り。
犯罪者を追いかけている捜査官トーマス、妻に逃げられた管制官ニコラス、夢を追うマジシャン見習いベル。ハリウッドに向かう飛行機スカイホープ404便で、ハイジャック事件が起こった。機内で放たれた一発の銃弾が、3人の運命を交わらせる。犯人はなぜ空港の厳しいセキュリティをくぐり抜け、銃を持ち込めたのか? ハイジャックの本当の目的とは? すべての謎を解き明かしたとき、物語に隠された驚くべき仕掛けに出会う──。
https://www.scrapmagazine.com/shuppan/skyhope/
どうでしょう?
リアル脱出ゲームとは、ちょっと趣きが異なりますが、マーダーミステリー好きであれば、ちょっと琴線に触れるのではないでしょうか。
1人や2人でも遊べますが、やっぱりベストは3人! そして、3人という人数は、マーダーミステリーに比べれば、ずっと集めやすいはずです。
恒例ですが、こちらも感想を書いていますので、詳しく知りたい方はどうぞ。
終わりに
冒頭にも書きましたが、この記事は、今回、紹介した3作が好きな方であれば、逆説的にマーダーミステリーを楽しめる。とも読めると思います。『十人の憂鬱な容疑者』も『アンドロイド工場からの脱出』も、リアル脱出ゲームのなかでは、かなり亜流と言うか、変化球ですが、逆にこれらが好きな方であれば、マーダーミステリーは、かなりしっくり来ると思います。
楽しんでください、Have Fun!