OKAZUbrandさんのゲームマーケット2019春の新作『アクロス・ザ・ユナイテッドステイツ』を遊びました。
2人から5人用のボードゲームです。
激烈に面白かったです。
ルールを読んだときに感じたのは、『ユニオンパシフィック』と『チケット・トゥ・ライド』を組み合わせたようなゲームかな、でした。
特に前者は、歯ごたえのあるゲームですので、これは時間が掛かりそうだと思ったのです。しかし、なんとかインストを終えて遊び始めてみたら、あら不思議、ぴったり1時間で終わったのです!
マジか。
そう思いました。
なんならプレイ感としては1時間半~2時間くらいの充実度です。にも関わらず、1時間。めちゃめちゃ密度の濃い中量級です。傑作、ではないでしょうか?
白状すると、初プレイは、こっぴどく負けたのですが、あるいは負けたがゆえに、その傑作性を、まざまざと感じることができたのかもしれません。
とにかく面白く、とにかく悔しかったので、おそるおそる「もう1回、遊ばない?」そう、提案しました。面白いこともさることながら、ちゃんと1時間で終わるところが安心感にも繋がりますよね。
タイルの配置に関しては、ルールに工夫を入れても良いかもしれないと感じました。
何回目かに遊んだときに駅タイルが、凄まじく偏ったときがあったのです。たしか、ひとつを除いて、すべて北西に寄っていたような気がします。
秋山は、なるべくルール通りに遊びたい派ではありますが、さすがにこれは、いかがなものかと思い、リシャッフルしてしまいました。このランダム性に関しては、少しルールで制御しても良いかもしれません。
プレイ人数を変えて、複数回、遊びましたが、2人プレイのときと、3人以上のときは、けっこう体感が異なるな、とも感じました。
と言うのも、2人プレイの場合、1位のプレイヤしか株の点数が入らないので、1位にならなければ意味がない、つまり、1位になれなさそうであれば即撤退という判断になるのですが、3人以上で遊ぶときは2位や3位にも点数が入ってくるので、とりあえずツバをつけておく、という戦術が有効なのです。
このゲームは、非常に手数が少なく、一手を間違えると、わりと後々に響きやすいので、ゲーム中、ぜんぜん無駄なことをしている暇がないのですが、その度合が2人プレイと3人以上だとバランスが異なります。
4人で遊び、北米全土をところ狭しと敷設するのも楽しいですが、しのぎを削るような2人プレイも大好きです。
もしかしたら、OKAZUbrandさんの作品のなかでも、ベスト級に好きかもしれません。傑作なので、未プレイの方は、是非、遊んでみてください。

- 出版社/メーカー: OKAZU Brand
- 発売日: 2019/06/15
- メディア: おもちゃ&ホビー
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結局、金塊は強いのかなあ?
状況によりけりじゃないかしら。トークンを立てて、1手番で2金塊を得られる状態で、複数回、発動させることができれば充分に強い気がするけれど、金塊だけを得るとなると、見合わないケースの方が多い気がする
なるほど。何回か遊んだけれど、一度もトークンを建てきったことがなかったよ
そうね。初プレイのときは、必ず建てるようにしていたけれど、効果的に立てて、その上で複数回、発動させないと見返りがないから……そう考えると、全部を建てきったときのボーナス点は、もう少し高くても良いのかも
遊ぶ前は、難しいゲームで時間が掛かるんだろうなと思っていたけれど、いざインストを受けたら、ルールは分かりやすかったし、手番ごとにやることもシンプルだから、悩まず遊べたよ。ああ、でも、これまでに、他の鉄道ゲームを遊んでないプレイヤだったら、やっぱり、ちょっと難しいのかも
どんなゲームにも言えるかもしれないけれど、プレイヤ適性みたいのは、あると思う。それまでに遊んできたゲームの数だけ、嗅ぎ分けと言うか、本能的な感覚の働き、みたいのがあって、それがゲームのプレイ時間の短縮化につながる
ジャングルだねえ
え、ジャングル? そのキーワード、どこから来たの? 別に『ジャングリラ』の話はしてないよ?
違うよー。ジャングルで生き延びるためには、本能や感覚、嗅ぎ分けが大切でしょ! って話!
わーお、サバイバル