雲上四季〜謎ときどきボドゲ〜

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

横浜で遊べるイギリスのマーダーミステリー『予言遺言書』の感想

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 ゲームカフェぶんぶん関内店で定期開催されているマーダーミステリー『予言遺言書』を遊んできました。
 非常に面白かったので、良かったところを紹介します。ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。

ゲームの概要

 9名が定員となる議論と推理のコミュニケーションゲーム、マーダーミステリーです。
 最低必要人数は6名となっており、マーダーミステリーにしては幅が広い印象です。
 原作はFreeform Gamesというイギリスの会社の作品で、国内では、ぶんぶんさんが契約を交わし、日本語版の開催を担っています

ゲームのストーリー

予言遺言書-A will to murder-はイギリスにある小さな村のハイランド(架空の村)という場所にある邸宅での、1930年代のお話です。邸宅はロイ・オリアリーという老人が所有する家で、ロイは何者かに殺されてしまいました。
ロイ・オリアリーは裕福な老人であり、彼の財産を相続するかもしれない人が何人かいます。ロイが殺害された翌日、オリアリー家と古くから付き合いのある弁護士が家に来て遺言書の読み聞かせを行いました。オリアリー家の人たちは今回の事件の重要参考人だったので、警察も同席していました。その場で読み上げれらた遺言書は次のような内容でした。
「殺人犯を探し当てたものに全財産を相続する」
ロイは、まるで自分が殺されていることを分かっていたかのように、遺言書の中で”予言”をしていたのです。犯人は果たしてこの中にいるのでしょうか・・・。

http://bun-amusement.co.jp/mm_resev/

 プレイヤはオリアリー家の一員やその関係者役となり、ロイ・オリアリー殺人事件の犯人を追うと同時に、お家騒動の最中を駆け抜けることになります。

感想

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 激烈に面白かったです……!
 ネタバレを避けようとすると、必然的に言及できる領域が狭められてしまうのですが、フィーリングで説明すると、心理的抵抗感を持ちにくいデザインになっていると感じました
 多くのマーダーミステリーの場合、プレイヤは脛に傷を持ったキャラクタを演じることになり、殺人事件の犯人を追いながらも、他プレイヤに痛い腹を探られることになり、そのために嘘を吐いたり、しどろもどろになったりするのですが、その点、この作品『予言遺言書』は、うまい具合に制御されているように感じました。


 もちろん、完全に失くしたわけではありません。
 その勘所は残しておきながら、マーダーミステリー初心者や、正体隠匿系のゲームが苦手な方でも楽しめるような調整がされているのです。
 この調整が実に巧みで、遊び終えた後に「いったい、どうして楽しかったのだろう?」と振り返ってみたら、随所に工夫が見て取れて、そのエレガントさに感嘆しました
 もしかしたら、原作が中国ではなくイギリスであるというところに、その要因があるのかもしれません。


 キャラクタの設定や、ストーリーの展開も好みで、よく見たらあらすじにも書いてあったのですが、タイトルの真意は気づいた瞬間に、思わず鳥肌が立ちました。
 いやはや、ほんとうに良く出来ています。

一緒に遊んだぺこらさんの感想

面白かったよ! 今までに遊んだマーダーミステリーのなかでは、いちばん面白かったよ!

それは、めちゃくちゃ評価が高いね

そんな遊んでないけどね

いやいや、8作くらいは遊んでるしょ! そのなかで、いちばんって言ったら、かなり評価が高いと思うよ

○○がないところが、特にいいんだよ

なるほどね

そうそう。ぺこ、カーン君やったよ

レジーナ・カーンの役をやったってことでしょ

カーン君って名字だったんだね

偶然の一致だよ

終わりに

 感想のところでは挙げませんでしたが、価格が安いことも良いところですね。
 2500円と安価であることに加え、フリードリンク飲み放題で、イベント後は店内でボードゲームを遊ぶこともできます。空間も、ぶんぶんさんの3階なので、充分なスペースがあり、至れり尽くせりです
 マーダーミステリー初挑戦の方には、特に太鼓判を押してオススメしたいですね!!