ギフトテンインダストリさんのゲームマーケット2020春の新作として予定されていた『おばけはおまえだ!』を遊ばせていただきました。
3人から6人まで遊べる、アプリとカードを使ったアナログでありデジタルでもあるゲームです。
どんなゲーム?
いわゆる正体隠匿系ゲームです。
アプリを起動し、イヤホンをつけて、ひとりずつアプリが鳴らすホラー映画にありそうな効果音を聞いていきます。その後、場に並んでいる6枚のカードの中から、もっとも、その効果音とマッチしそうな1枚を獲得します。
全員がカードを取り終えたら、今度は、ひとりずつ、どうしてそのカードを取ったのか? なにを連想したのか? 即興でストーリーを作り紹介します。
ただし、注意しなければならないのは、プレイヤーのなかでひとりだけ、その効果音を聞けていないプレイヤーがいるのです……。
遊び方
上述の通り、プレイヤーのなかでひとりだけ効果音を聞いていないにも関わらず、カードを獲得し、何故そのカードを取ったのか説明しなければならないプレイヤーがいます。このプレイヤーが、いわゆる人狼にも似たおばけ役になります。
おばけ役以外のプレイヤーは、自分たちのなかに紛れ込んだおばけを探すことが目的になります。
このゲームの秀逸な点
このゲーム、めちゃくちゃ最高、だと思っているのですが、その理由は、おばけ役の勝利条件が、人間プレイヤーに当てられないこと、ではないことです。
おばけ役は、別にバレても構わないのです。
バレようがバレまいが、おばけ役の点数には、一切関係しないのです。
おばけ役の勝利条件、それは自分が聞けなかった効果音を当てること、です。
つまり、おばけ役は、他の人間プレイヤーの語るストーリーを聞いて、そのストーリーから導き出されそうな音を推理するのが目的なわけですね。スマート!
一緒に遊んだぺこらさんの感想
喫茶店で遊んだね。コンパクトだから、場所も取らなくていいと思う
カードを6枚、並べるスペースがあれば遊べるからね
ホラーテイストだけど、怖い系じゃないじゃない。どっちかって言うと、かわいい系。だから、怖いのが苦手なひとでも遊べるね
わっきゃっきゃっ、みたいなね
ときどき似てる音があるじゃない。プレイヤーもこんがらがっちゃうけれど、そういうまぎらわしさがボードゲームっぽいと思った
判定をアプリではなく、人間にさせるのが良いと感じた。開発者的には、ついアプリに判定させてしまいそうだけれど、敢えてさせないことによって、コミュニケーションを発生させ、ボードゲームらしくなっている
濱田さんがボードゲーム好きだってことが分かるね!
終わりに
ギフトテンインダストリさんは、今までにも『間取りのカルタVR』や『モウルスカルタ』、『初恋かおカルタ』に『新元号令和カルタ』と同じサイズの箱に、カード枚数が20枚というレギュレーションを共にするゲームを作られています。
セットで集められると気持ちがいいですね。