5月30日に開催された『タカラッシュ!GPオンライン』に参加しました。
リアル宝探しゲームのタカラッシュ! が定期的に開催している豪華景品つき大規模イベント『タカラッシュ!GP』のオンライン版です。ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。
ゲームの概要
過去、お台場、ハウステンボスなど、施設や地域を舞台に賞金と賞品をかけて開催してきた宝探しの祭典『タカラッシュGP(グランプリ)』。のべ10万人以上が熱狂したこのイベントを、 より多くの方に楽しんでいただけるようにニコニコ動画を利用してオンラインで開催します!世界で唯一の宝探し専門会社タカラッシュ!が、家族で、仲間で楽しめる新しい「おうちエンタメ」を提供します!
https://www.takarush.jp/GP/2020/
周遊型のリアル謎解きゲームにも似た、リアル宝探しゲームを専門的にやっているタカラッシュ! による大規模イベント『タカラッシュ!GP』。
2018年に開催された同イベントには、初めて参加しましたが、開催の範囲から移動距離、動員されたスタッフの人数、そして何よりも参加しているプレイヤー人数! どれもが規格外で、その大規模さに圧倒され、めちゃくちゃ疲れましたが、めちゃくちゃ楽しかったことを覚えています!
今年はコロナの影響もあり、リアルでの開催は中止とし、その代わりにオンラインでの開催とのことで、せっかくだから挑戦しようと思い、参加費の3300円を支払い参加させていただきました。
リアル宝探しゲームとは?
上述の通り、リアル宝探しゲーム=周遊型のリアル謎解きゲームと認識していました。
しかし、少し前に、下記のnoteを見て、自らの不明を恥じることとなりました。
これらの界隈をあまり知らない方は「結局同じようなものじゃないの?」と思われるのではないでしょうか。
https://note.com/hyu__ga__/n/n82b60b0a71f3
たしかに、「謎を解いてアクションする」という点では同じであるため、ある程度謎解きに精通している方でも、改まって宝探しと謎解きを分けて考えたりはしないのが普通だと思います。
しかし、界隈にどっぷり浸かっていると、宝探しと謎解きは結構別物、という印象になります。
恥ずかしながら「同じようなものじゃないの?」と思っていたので「そうではない」と言われると「え、なになに、どうして?」となります。
そんなわけで続きを読んでいくと……、
理想の宝探しとは?
https://note.com/hyu__ga__/n/n82b60b0a71f3
端的にいうならば、
「宝にたどり着くその瞬間まで、本当にあるかどうか半信半疑」
「発見の感動」を与えるために必要なものを一言で言うと、「確信のない不安感」であり、そして、それを生み出すための重要なキーワードは「荒っぽさ」です。
謎解きに「美しさ」が求められるように、宝探しには「荒っぽさ」が求められるのです。
謎解きにおいて先述のような「本来意図したものと違う答え」は「別解」と呼ばれ、別解が発見されることは「謎の破綻」すなわち「死」を意味します。
しかし、宝探しにおいては、それは受け入れられます。極端な話、宝探しの謎は破綻していてもいい。
https://note.com/hyu__ga__/n/n82b60b0a71f3
いや、ある程度破綻していた方がいいとさえ言える。
な、なるほど……?
確かに、振り返ってみれば、今までに体験してきたタカラッシュ! のイベントには、すべての情報を組み合わせて、たったひとつの解が導き出されるエレガントさよりも、「なんだこれ? 知っていれば分かりそうだけれど、知らないから総当りするしかない……?」みたいなシチュエーションもありました。
今まで、その荒っぽさを、単に「雑だ」と切って捨てていましたが、そういう構想の元に作り上げられていることを理解すると、今度は、それを「味」として捉えられるような気がしました。
興味がある方は、是非、引用部分だけでなく、記事をお読みください。
また、同noteの末尾に『TAKARUSH EXTREME CLUB』という会費1万円のファン向け、超難易度宝探しが紹介されています。
秋山は未体験ですが、こちらの体験レポート(ネタバレあり!)を読んで、その本気さに驚愕しました。これは、マジで、やばい、リアルな宝探しです……。
タカラッシュ!GPオンラインの感想
TECのレポートを見て「ガチな宝探し、ヤバいな」とおののきながら「でも、オンラインで自宅でいながらにして体験できるなら楽でいいな」と思いたち、サクッと申し込んだ次第です。
ゲームの形式的には、時間制限がありで、全プレイヤーが同時進行するLINE@謎みたいな感じでしょうか。
全世界にエージェントがいて、彼らから送られてくる謎を解いて、答えを返すとエージェントが現地を探索してくれます。こういうお手軽なのは大好きです。
5人のエージェントが、それぞれ5つのミッションに取り組んでいて、5つの答えを導き出すのが目的です。
推奨プレイ人数3~5人とWebに書かれていましたが、時間内に5つ全部は難しくとも、ミッション3までなら1人でも余裕ではないでしょうか。頑張ればミッション4まで行けるでしょうし、謎解き力と検索力の高い方なら完全クリアも十分に可能だなと感じました。
個人的にはS級のふたつが好みでした。
両極端なミッションなのですが、それぞれに、それぞれが目指す方向に振り切れていて楽しめました。
と言いますか、日向さんのnoteを読んで、タカラッシュ的なるものを求めた結果、まさに「荒っぽさ」のある宝探しを体験できて満足値はめちゃ高いです。
もうひとつ付け加えるなら、コメント欄の優しい世界でしょうか。
プレイヤー同士でヒントを与え合うことが推奨されていて、公式のヒントを見ても分からないプレイヤーがコメント欄で「これって、どういうことー?」と書き込むと、既にクリアしている他のプレイヤーが「この部分をもう少し読み込んでみて」とリアルタイムにヒントを提供しているのです。
『タカラッシュ!GP』は賞品ありのイベントですので、よもすると殺伐としがちなのでは? と思っていましたが、完全に杞憂でした。参加者同士、賞品を目当てに無言で走ってる感はなくて、「皆が楽しむことの方が大事でしょ」という雰囲気が全開で、ヒントと感謝の言葉が飛び交っているのを見て、ほんとうに楽しくなりました。
最高のイベントだったので、是非、第2弾、第3弾をすぐに企画していただきたいですね。
一緒に遊んだぺこらさんの感想
前日までやろうか悩んでたよね、どうして突然やろうと思い立ったんだっけ? プレイ時間も長めって言ってたけれど
リアル宝探しゲームの面白さを思い出して、また体験したくなったからだよ。シンプルでしょ
うん。でも、楽しかったね! 試してよかったよ。プレイ時間も長めだったから、詰まったら止めてもいいんじゃない? とか、休み休みやろうと思っていたけれど、結局、最後まで集中してやっちゃったよね。司会のひとに導いてもらう、って言うより、他のプレイヤーと協力しながらやってる感があったよ
ボードゲームで言うところの、全体ゲーム感は、あったかもしれない
5つのミッションも最初っから全部、出しちゃうんじゃなくて、順々に出してくれたのが良かったと思う。ペース配分がね、良かったよ
総じて面白かったよ。また、やって貰いたいね
終わりに
先日、SCRAPの『リアル間違い探しオンライン』を遊んだときも面白かったんですけれど、案外、秋山が好きだったのは時間制限のあるゲームであって、これはオンラインでも充分に楽しめるのかもしれません。
もっと色んな団体さんが、少人数が参加できるオンラインイベントを企画してくれると嬉しいですね!