じゃんきちさんの『パンドラの人狼』から「懐かしき見知らぬ友よ」「容疑者J」の2作を遊ばせていただきました。
ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。
パンドラの人狼
『パンドラの人狼』を遊ぶのは2回目のことです。
だいたい1作2時間ほどなので、5時間かけて2作遊ぶ、みたいな枠で調整している様子です。
『パンドラの人狼』自体については、前回「冥土の土産に花束を」「生命燃やして美しく」を遊ばせていただいた際に、がっつり書きましたけれど、そのときの記事をご覧ください。
ゲームの感想
ボードゲームの文脈において、しばしば話題に挙がるテーマとして「初心者に勧めるべき最適のタイトルは?」というものがあります。
軽いものから重いもの、海外の作品から国産の作品まで、多種多様なタイトルが挙げられる話題ですが、以前に見た意見のなかで印象深かったものがあります。それは「私がボードゲームにハマったのは、最初に『アグリコラ』を遊んだから、もし『ニムト』だったら今ほどハマってなかった」というものです。
なるほど分からなくもないです。
なんで、いきなりこんな話題から入ったかと言うと、改めて前回「冥土の土産に花束を」を遊べたのが良かったなと考えたからです。
今回、遊ばせていただいた「懐かしき見知らぬ友よ」は、デザイナーのじゃんきちさんご自身が『パンドラの人狼』のなかでも最高難度とおっしゃられていましたが、これは、難易度が高いとか低いとか、ちょっとそういう次元ではないですよね。ふとネタを思いついたとしても、ゲームとしての難易度が高すぎるし、ついてこれるプレイヤーが限られるしで、作らない理由をいくらでも思いつける代物でした。
でも「懐かしき見知らぬ友よ」を経ていたので遊べましたし、同じように以前に『パンドラの人狼』を遊んでいたので、遊びこなすことができるメンバーでした。
いやはや、ほんとうにメンバーに恵まれました。
終了後はしばし放心しました。
セットで遊んだ「容疑者J」も良い作品ですね。
これ単体だと、ちょっと評価が難しいですけれど『パンドラの人狼』という一連のシリーズ作のなかだと穴を埋めるような、なくてはならない不可欠な作品だと感じました。
終わりに
コロナ禍において、このゲームが遊べた奇蹟に感謝です。
他の作品も機会があれば、是非、遊びたいですね。