ポーランドのLOCKME社が主催する脱出ゲームの世界大会『ER CHAMP 2020』の予選に参加しました。
ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。
ER CHAMPとは?
Escape Room Championship、略してER CHAMP。すなわち、リアル謎解きゲームのチャンピオンシップ。
2017年に始まったイベントで今年は4回目の開催となります。
昨年、花岡修一郎さんがnoteに参加レポートを書かれていらっしゃって初めて知り「来年は参加しよう!!」と思っているうちに1年が過ぎ、コロナ禍に突入し、予選も本戦もネット開催ということで、残念に思いつつ参加した次第です。
この花岡修一郎さんの昨年の参加レポートは、超絶面白いので読むべきです。
ちなみにイベント自体に関しては、メディアパトロンの山肩さんの記事が詳しいです。
参加レポート
予選は2名~4名のチーム戦となります。
日本での開始時刻は深夜25時。
本戦出場のキップを入手する方法は2つ。2時間以内にクリアする、もしくは上位100チームに入ることです。
メンバーを揃えることも検討しましたが、深夜時間帯であることを考えるとリモートにならざるをえず、無理に4名揃えるよりも、気心の知れたぺこらさんと2人でがんばった方が、何倍もパフォーマンスを発揮できるはず!
そう考えて2名で登録しました。
そして、深夜25時。
画面が自動的にリロードし、ゲームが始まります。
そこから先は、迅速にクリアに向けて一直線……!
とは、なりませんでした。
いやー、苦戦しましたね。
海外のリアル謎解きゲームって、ドイツを中心にいくつも経験していますし、それこそ持ち帰り謎であれば世界中のゲームに触れています。
日本のガラパゴス化した謎解き文化以外を知らないわけではないし、英語にも長けているので有利なのでは。と思い込んでいましたが、そんなことはぜんぜんなかったです。
ときには、まったく一歩も進まないうちに、ただ時計の針だけが黙々と過ぎていきました。そして、時間が過ぎるごとに強まっていく眠気!
開始から1時間半が経過した頃、26時半を過ぎた頃には、もう気持ちは半分、折れていました。
はやいチームであれば、もう脱出成功していることだろう。せめて27時までは頑張りたいが、27時を過ぎて、本戦出場の100チームが出揃っていたら諦めて寝よう。そんなことを考えていました。
しかし、27時。
謎解きへの向き合いを一時中断し、他チームの状況を確認したところ、なんと時間内にクリアしたのは、わずか4チーム。
本戦出場の条件である、2時間以内のクリアとはなんだったのか。
そして、後96チームに可能性があるということは、まだ寝られないのか?
地獄の延長線の始まりでした……。
詳しくはラジオで話しましたが、結果として3時間以上が経過して上位100チームが出揃っても脱出できず、明け方になって頭痛が限界を迎えて寝落ちし、翌日にようやくクリアすることができました。
残念ながら、本戦出場には至りませんでしたが、楽しい時間を過ごすことができました。
久々に海外謎解きの不条理さや泥くささを思い出しました。日本謎解きのいい子ちゃん味に慣れていると、こういうときに馬力が発揮できなくなって駄目ですね。
来年こそは……!
一緒に遊んだぺこらさんとのラジオ
終わりに
今回、山肩さんが告知をがんばったからだと思いますが、多くの日本人が予選に参加し、10チームが予選を突破しました。素晴らしいです。
本戦での活躍を、心から応援します。