Domina Gamesさんのゲームマーケット2020秋の新作『Geminoa』を遊びました。
ポーンさんによるデザインで、1人~2人用のカードゲームです。
ゲームの概要
ポーンさんはDomina Gamesで『Blade Rondo』をリリースされ、その後、拡張を4作ほど出されていましたが、今回は新作となります。
デッキ削減対戦ゲームと銘打たれており、お互いに同じ内容のデッキを手に、圧縮しつつ戦うことになります。
ゲームの感想
デッキの圧縮がテーマということで、遊ぶ前は、ポーンさんが冒険企画局からリリースされた『さかな、さざなみ、さようなら』に近しいのかなと感じました。
『さかな、さざなみ、さようなら』は非常に哲学的なゲームで、ポーンさんらしさのあるデザインだったので、それを2人用にした『Geminoa』がどういったものなのか、楽しみにプレイしました。
遊んでみた感想ですが、どちらかと言うと『さかな、さざなみ、さようなら』の発展型というより、BakaFireさんの『桜降る代に決闘を』を意識した作品なのかなと感じました。
『桜降る代に決闘を』は2柱のメガミを選んだ後、計22枚のデッキから今回のゲームで用いる10枚を構築して遊びます。
しかし『Geminoa』の場合は初期30枚の完成済みデッキから、ゲーム中にどんどん圧縮して、自分好みのデッキを構築していくという仕組みです。
デザインとしては非常に興味深く感じましたが、やはり30枚だとパターンに限界があり、ちょっと多様性に欠けるかなとも感じました。
今後『Blade Rondo』と同じように拡張がリリースされれば、ゲームに幅が生まれそうな気もしますが、単純にカードを増やしてしまうと、デッキ削減というテーマと反するような気もして……ポーンさんがどのようにデザインするか、楽しみでもあります。
『Blade Rondo』が面白かった方も、きっと楽しめます。
ソロモードについて
1人でも遊べるということで、ソロモードも用意されていますが、こちらはランダム要素のあるパズル感のあるゲームでした。
意外に難易度が高く、何度か失敗しましたが、星鯨のちからを借りてなんとかクリアできました。
一緒に遊んだぺこらさんとのラジオ
終わりに
非常に興味深いデザインでした。
拡張のリリースが楽しみですね。