11月14日から15日にかけて2日間、ゲームマーケット2020秋が開催されました。
今回も参加してきましたので、会場の様子を写真入りで紹介させていただきます。
全体的に
2020春は緊急事態宣言を受けての自粛でしたので、おおよそ1年ぶりとなるゲームマーケットでした。
コロナ禍における開催ということで、出展料/入場料が向上し、午前の部/午後の部の入れ替え制導入、試遊の禁止、ステージの廃止等、ここ数年のゲームマーケットと比較すると大きな変化がありました。
ひとりの参加者として会場内を歩きましたが、例年と比較して出展ブースも一般参加者も大きく減ったことで空間的な余裕が生み出されていました。
不自由な要素も多かったかもしれませんが、ゲームマーケットライブの配信によって、参加できない方もリモートで楽しむことができたり、場内換気時間にブース出展者が他ブースを見回ることができたり、良かった点も多かったように感じました。
エリアブース
アークライトさんのブースには、先だって発表されたKaiju on the Earthシリーズの第3弾『ユグドラソル』が展示されていました。プレイ時間1日という驚異の重さですが、体験できる日が来るのが楽しみです。
その脇には『ドラゴンギアス』も展示されていました。今まで厚紙のコマしか見たことがありませんでしたが、こういう立体コマが入っているのです。なかなかの存在感です。
そしてミステリーポータブルシリーズも展示されていました。
『白猫はどこに消えた?』よろしくお願いします。
ホビージャパンさんのブースにあった『ダンジョンズ&ドラゴンズ』のスターターセットと『ウォーハンマーRPG』のスターターセット。実は、見るのは初めてです。重厚なイラストに胸が掴まれそうになりました。ちなみに写真を撮りませんでしたが『ミクロマクロ:クライムシティ』が激烈に面白かったです。
『まじかる☆ベーカリー』シリーズで知られるMAGIさんのブースです。こちらは新作『ニャーメンズ2』のプロモーションとして用意されたリバーシブルタイプのバッグの配布コーナー。
多大な広告宣伝費を投じているものと察しましたが、すっかりゲームマーケットの風物詩のひとつになったように感じます。私もひとついただいて、せめて宣伝になるように利用させていただきました。
JELLYJELLYCAFEさんのブースでは、サッポロビールさんとのコラボであるビールが展示されていました。飲みたい……!
Engamesさんのブースでは、ゲーミングテーブルMARCOの展示がされていましたが、どう見てもクマが主役です。かなり抱きしめたくなりましたが、グッと我慢しました。
すごろくやさんのブースでは、『ザ・クルー』のデザイナーであるトーマス・シング氏の新作『ザ・キー』が販売されていました。説明を聞いて「これは面白いに違いない」とその場で買ってしまいました。
バンソウさんのブースでは、ミヤザキユウさんの新作『サバンナテリトリー』が販売されていました。
ittenさんのブースでは、すっかりお馴染みとなった巨大『TOKYO HIGHWAY』の他、『ネッシーの正体』や『クラッシュ オクトパス』も展示されていました。ひとが多かったので写真は遠慮しましたが、巨大コンポーネントはやはり目を引きますね。
DOMINAさんはイエローサブマリンさんと合同出展でした。写真は、ポーンさんの新作『GEMINOA』。購入したら『Blade Rondo』のプロモカードをいただきました。
オインクゲームズさんのブースです。こちらは、ゲームマーケット参加10周年を記念して作られた『Ninja Catfoot』デジタルとアナログが融合したゲームで非常に面白いデザインです。
一般ブース
珠洲ノらめるさんの、らめれこげーむずのブースです。可愛らしいボードゲームの他、音楽CDやアクセサリーまで揃っていて、かわいいが詰まっていました!
オズプランニングさんのブースです。新作『終末のワンダーランド』の他、『さんごくし殺人事件』も販売されていました。
MovieRockさんのブースです。レベルの高い持ち帰り謎で知られるMovieRockさんですが、最新作『PRISONER』は、なんと小箱サイズです! 謎解きの文脈で、小箱は珍しいので、これはちょっと良いですね。デザインもスタイリッシュですし。
かぶけんさんのゲームNOWAのブースです。新作『すしとりっ!』の他、様々なゲームが取り揃えられていて、そのバリエーションの広さに驚かされます。イラストがかわいい! ということで『ドッグタッグトリック』を購入しました。
ボドっていいとも!さんのブースです。コーポレートカラーのオレンジの敷布に『ボードゲームカフェパス』最新号が映えますね! 写真は札幌からいらっしゃった、ゆこるのきむち。さんにいただいた『たった今考えたプロポーズの言葉を君に捧ぐよ。』のプロモ拡張。嬉しい……!!
日本語研究部さんのブースです。ゴリラに絡まれました。
オルカゲームスさんのブースです。新作『おててアーティスト』は中日新聞にも取り上げられたようでめでたい限りです。
Favoriさんのブースです。多数の謎制作団体の持ち帰り謎を取り扱っていて、圧巻の品揃えです。私もいくつか書いそびれていたものを購入させていただきました。
FT書房さんのブースです。様々なゲームブックにT&T関連のコンテンツと幅広いです。新刊も4種類と力が入っています。写真の中央には懐かしのイラストもありますね。縦長だった100パラグラフシリーズが、3作まとまって文庫形式にまとまったものです。
トランプ屋さんのブースです。いつも素敵なデザインのトランプを、取り揃えられていらっしゃいます。今回も全種、いただこうと思ったのですが、残念ながらいちばん気になっていたLoVISIONは売り切れとのことで、今後の仕入れに期待します。
ヤニブのルールも完成度が高くて良かったです。
ゲンゲゲームズさんのブースです。『50on50』という50種類のゲームが遊べるワードゲームトランプが販売されています。もう、いろいろ強いですよね。買いました。
構造解析研究所さんのブースです。中国語トランプという、中国語学習にも利用可能なトランプを販売されていました。
日本ツイクスト協会さんでは、書籍に加え、ツイクストの販売も行っていました。
リアル謎解きゲームマーケット
よだかのレコードさんによる会場内を周遊しながら解き進める、周遊型のリアル謎解きゲームは今回も企画されていました。
毎回、行列をなすイベントですが、今回は並ぶことなくスムーズに遊ぶことができました。2000年に始まったゲームマーケット20年の歴史を駆け抜けるという壮大なストーリーなのですが、前後編の2部制になっていて、後半は自宅でも解けるという親切設計!
今回は、特に良い話だったのですが、遊ばれた方が少なかったと思うので、なにかの機会で再演いただけると嬉しいなと感じました。
新作ゲーム展示
こちらは新作展示のコーナー。
やはり出展しているブースが少ないからでしょうか。前回までのゲームマーケットと比較すると、明らかに点数は少なかったように感じました。出展料が上がったことで、サンプルを出す余力がない、というのもあるかもしれませんね。
ゲームマーケットライブ
冒頭にも書きましたが、新作発表や会場内の様子を紹介するゲームマーケットライブが生配信されていました。
会場に行けなかった方もリモートで楽しめる企画なので、次回以降も、是非、継続してほしいなと感じました。
ゲームマーケット20周年企画
ゲームマーケット20周年を記念して、その20年の変遷を紹介する年表が掲示されていました。企画スペースとしては、少しさみしい印象でした。
その脇では、記念に作られたバッグが無料配布されていました。私も記念にひとついただきました。
終わりに
と言うわけで、ゲームマーケット2020秋の参加レポートでした。
次回は2021年4月10日と11日の2日間開催です。楽しみですね!