雲上四季〜謎ときどきボドゲ〜

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

マーダーミステリー『砂時計は戻らない』『鳴かないセキレイ』『SとMの肖像』の感想

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 マーダーミステリーを遊ぶことが出来るアプリ「ミステリープレイ」に収録されていた3人向けシナリオ『砂時計は戻らない』『鳴かないセキレイ』『SとMの肖像』を遊びました。
 ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。

ミステリープレイとは

 iOSやAndroidで配信されているアプリで、iPhone等スマートフォンを持っていれば誰でも無料で利用可能です
 2人用シナリオから4人用シナリオまで10作ほど収録されており、各プレイヤー、自分のスマートフォンにアプリをインストールし、担当キャラクターの情報を読んで遊びます。また、アプリがGM機能を提供してくれており、時間経過に伴い、新情報が提供されます。
 環境さえあればリモートでも遊ぶことが可能です。

『砂時計は戻らない』の感想

 オンラインRPG仲間が集まったオフ会で起こった殺人事件を取り扱ったものです
 プレイヤー同士、本名を名乗り合わず、ハンドルネームで呼び合うあたり、オフ会という状況の特異さが現れていました。オンラインRPGだけでなく、題材としてボードゲームも取り上げられており、全体的に親近感がありました
 3人で遊ぶことができるマーダーミステリーのなかでは、極めてオーソドックスに作られており、気楽に遊ぶことができるシナリオでしょう。

『鳴かないセキレイ』の感想

 昭和初期の東北を舞台とした、ひとの死なないマーダーミステリーです
 プレイアブルキャラクターは3人とも、今年で10歳になる少年少女。彼らが暮らす山奥の村では、10歳を迎えるときに、自分たちで育てたセキレイに米粒を食べさせるという風習があります。
 その儀式のなか、セキレイが消えてしまうという事件が起こり、事件の真相を探る、というのがゲームの趣旨となります。
 世界観としては、ライトな横溝正史と言うべきでしょうか。横溝正史はもちろん、三津田信三も好きなミステリ読みとしては、かなり楽しくプレイできました。マーダーミステリーなのに、殺人は起こらないので好みが別れそうではありますが、私は気に入りました。

『SとMの肖像』

 男女4人が集まった山奥の山荘で発生した殺人事件を取り扱ったものです
 舞台設定的にはオーソドックスなミステリですし、マーダーミステリーとしてもステレオタイプな作りと言えます。しかし、だからでしょうか、細部の作り込みが感じられ、完成度が高いなと感じました
 特にトリックと言うか、ある仕掛けには非常に感心しました。
 タイトルから森博嗣の《S&M》シリーズを連想しましたが、単に登場人物たちのイニシャルがSとMであるだけでした。

終わりに

 冒頭にも書きましたが、ミステリープレイは、プレイヤーが揃っていて、全員がスマートフォンを持っておりアプリを入れることさえできれば、すぐにでも遊び始めることができるので、かなり敷居が低いです。GM機能をアプリが提供してくれると言うのも気楽ですね。
 無料で遊ぶことができますので、マーダーミステリーを試しに遊んでみたい方や、ちょっとした時間にさくっと遊びたい方にオススメです。