雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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"そこ"に何が待ち受けていようとも進む『レムレース』の感想

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 DOMINAからリリースされたポーンさんデザインの新作『レムレース』を遊びました。
 1人から2人用のカードゲームです。

ゲームの概要

 プレイヤーは没落した貴族の娘となり、森の古城へと向かいます。
「魂の還る場所」を求め、無人であるはずの城の最奥を目指すことを目的とします。

ゲームの感想

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 DOMINAブランドで、ポーンさんがいままでに手掛けてきたのは『Blade Rondo』も『Geminoa』も対戦型のゲームだったので、本作のような協力型は珍しいと感じました。
 しかし、実際のプレイ感としては、ポーンさんが今までに手がけてきたデジタルゲームを、アナログに落とし込んだかのようなプレイ感で、むしろある種の懐かしさを覚えました。


 ゲームの基本はレベル上げとデッキ構築です
 ダンジョンは進めば進むほど敵が強力になっていくので、適度にザコを倒しつつ、ドロー回数を増やせるようにレベルを上げ、より強力な攻撃が放てるようにカードを増やし、不要なカードを整理していく必要があります。
 ひとりで遊ぶ場合は、ひとりで黙々とダンジョンを攻略し、ふたりで遊ぶ場合は交互に手番を行いながら、協力してダンジョンを攻略します


「超難関ダンジョン攻略ボードゲーム」と謳われていたので、一度や二度の挑戦ではラスボスには辿り着けず、何度も何度も遊ぶことになり、その繰り返しのなかで、少しずつ攻略方法を見つけ出していくのであろう。
 と、思いつつ着手しましたが、あにはからんや初回プレイでまさかのラスボス撃破でした。
 一発クリアできたのは嬉しいですが、高難易度を期待していたので、ちょっと肩透かしではあります。
 けれど、他のエンディングを見ようとするならば、かなりプレイングに工夫が求められますし、遭遇する敵はランダムで決まるので、今回は運が良かったのかもしれません。実際、極めて強力な妖精を仲間にすることができ、その妖精には何度も救われたので、あれがなかったら途中で死んでいたとも感じます。
 折りを見て、また違うエンディングを目指して挑戦してみたいですね。

終わりに

『Blade Rondo』や『Geminoa』のような対戦型を期待していた方には「ちょっと違う……」かもしれませんが、私は協力ゲーム好きなので、たいへん楽しめました
 ひとりで黙々とデッキ構築を楽しみたい方にとっては、長く楽しめるゲームになることでしょう。