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映画『83歳のやさしいスパイ』の感想

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 テレビで見た宣伝映像に興味を覚えたので、久しぶりに映画館に足を運び観てきました『83歳のやさしいスパイ』
 第93回アカデミー賞の長編ドキュメンタリー部門にノミネートされた作品で、1時間29分の作品です。

映画の概要

不思議な求人に応募して選ばれたのは83歳のおじいさん、セルヒオ
人生初のスパイと張り切る彼に待ち受けていた任務は、老人ホームへの潜入!?

http://83spy.com/

 物語は、ある探偵事務所が新聞に80~90歳の求人を出すところから始まります。
 数多くの応募から見事選ばれたのは、数ヶ月前に愛妻を亡くしたばかりの83歳の老人。彼に与えられたミッションは、虐待疑惑のある老人ホームへの潜入。おぼつかない手でiPhoneを操作しながら、新人スパイが潜入捜査に臨みます。

映画の感想

 おじいちゃんが活躍する、この時点で期待値が高いですね
 しかも、この、おじいちゃんというのが元○○という特別な存在ではなく、なんのへんてつもない人生を過ごしてきた、ただの等身大のおじいちゃんである、というのがまたグッと来ます。
 方向性としては、とにかくハートウォーミング
 広義のスパイ物ではありますが、見ていてハラハラしたり、緊張感を抱かせるようなシーンは皆無で、終始リラックスした状態でセルヒオの物語を追うことができます。
 ほんわかと優しい気分に包まれたい。そんな方に心からオススメしたい作品です。

終わりに

 大好きなタイプの作品でした。
 監督のマイテ・アルベルディは、今までに長編ドキュメンタリーを3作、短編映画を3本、撮っているとのことで、他の作品も機会があれば観たいですね。