SCRAPがシュタインズゲートとコラボしたリアル脱出ゲーム『繰り返す死の運命からの脱出』を遊びました。
ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。
ゲームの概要
本作は、2人用のオンラインリアル脱出ゲームです。
原作キャラクターの椎名まゆりと牧瀬紅莉栖が、謎の組織のアジトに閉じ込められたという設定で、2人のプレイヤーは、それぞれ各担当キャラクターと通信し、リモートでその脱出を手助けします。
遊ぶためにはインターネットに接続されたPCが必須です。
プレイヤー2人が離れている場合、LINEやDiscordの通話機能でコミュニケーションが取れる状況にしておくのが望ましいです。わたしは、ぺこらさんとふたりで、お互いのPC画面が見えないよう対面に座って遊びました。
公式サイトにはキット通販型とありますが、キットは特典及び限定グッズとなり、謎解きを進めるのに手元のキットが必須となるわけではありません。
ゲームの感想
激烈に面白かったです。
昨今のSCRAPは、コロナ禍ということもあり、自宅で遊べるタイプの謎解きを多くリリースしていますが、『シュタインズゲート』は原作がノベルゲームなので、特にPCを用いて遊ぶという観点では親和性が高いと言えます。
また、作中でまゆりか紅莉栖が死ぬたびにタイムリープし、試行錯誤を繰り返しながら謎を解いて、2人ともが生還するルートを探すという体験は、まさしくシュタインズゲート的で、原作再現度を高く感じました。
もちろん謎解きのクォリティも高く、特に4人で協力してひとつの謎に取り組む場面は、謎解きの歴史に残りうる革新的な仕組みだと感じました。
クリアに要した時間は、2時間30分。
公称2時間~3時間なので、ほぼぴったりと言えます。
担当キャラクターは牧瀬紅莉栖を選びました。まゆしぃも嫌いではないのですが、ふたりのどちらを救うかと問われれば、
牧瀬紅莉栖を救う……!
と答えざるを得ません。
と言うわけで、約2時間、録り下ろしボイスを堪能させていただきましたが、その一方で、椎名まゆり(CV花澤香菜)のトゥットゥルーやジューシーからあげNo.1等は、ほとんど聞く機会がなく、その点だけは、やや残念でした。
エンディング含めて、すべて良かったので、特に原作ファンには心からオススメしたい作品です。ご堪能ください。
終わりに
振り返ると、ずいぶん久しぶりにシュタゲの世界に触れました。今までに触れたことがあるのは、海羽超史郎による小説版(2010年)、アニメ版(2011年)、そしてPSP版(2011年)だけなので、おおよそ10年ぶりとなります。
本編の展開もけっこう忘れてしまいましたし、『比翼恋理のだーりん』をはじめとしたスピンオフや続編は、まったくの未履修です。これを機会に、久しぶりにシュタゲを遊び直してもいいかもしれません。