雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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不気味な山荘で殺人鬼と対決するStage LARP『ハイロフォビア』の感想

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 舞台裏さんによるLARP×インプロ公演=Stage LARP『ハイロフォビア』を観劇させていただきました。
 Stage LARPは2度目の鑑賞でしたが、非常に面白かったので感想を書きます。

作品の概要

 LARP『ハイロフォビア』を舞台上で即興で演じるStage LARP作品の一作です。
 プレイヤー=役者は動画配信者となり、山奥で出会うことになる脅威と、いかに対決するかが描かれます。

作品の感想

 あらすじがサイコサスペンス物だったので興味の範疇外でしたが、GMが中島咲紀さんだったので観劇させていただくことにしました。
 全体的に面白かったです
 動画配信者たちが出会うことになる殺人鬼は、果たして何者なのか? いったい、この世界で何が起こっているのか? 果たしてタイトルの意味とは──?
 物語的なフックが多く、次の展開が気になり、食い入るように見つめてしまいました。


 中島咲紀さんによるGMも堂に入っていました
 説明は聞き取りやすく、演者の回し方、観客との触れ合い、親しみがあって良かったです。
 殺人鬼とのバトルシーンの扱い方、処理の仕方もゲーム的で受け入れやすかったです。直前に観た『終局世界物語』は、どちらかと言うと静かな作品で、登場人物たちの内面を覗き込む系でしたが、本作は派手な展開でドンパチ繰り広げられるので、エンターテインメントとして見やすかったです
 役者さんで言えば、なんといってもニガムシカミツブスのタローさんですね。にじみ出る狂気が凄くて、どんな表情をしていてもヤバさが伝わってくる迫力のある演技でした。

終わりに

『終局世界物語』は原作LARPが存在しましたが、本作は書き下ろしで原作がないのでしょうか?
 展開的に、すべての謎が明かされないままに終わってしまったので、今度は自分が主人公になって謎を解き明かしたい! という気持ちが強いので、なんとかして遊ぶ機会を獲得したいですね!