台湾のボードゲームデザイナーWei-Min Lingが、同じく台湾のパブリッシャーMaiMin Gamesからリリースした『ポケットマスタービルダー(口袋建築大師)』を遊びました。
1~2人用のカードゲームです。国内での販売はMysterious Treasureさんが手掛けています。
ゲームの概要
本作は、150卓遊展(正しくは卓の下半分は十ではなく木)という即売会で頒布された作品とのことです。
すべてのゲームを150台湾ドル(約640円)で売るという趣旨のイベントで、台湾では2019年から開催されています。
ゲームの感想
本作の存在を知ったとき、日本における500円ゲームズ、あるいはその後継とも言えるSMART500ゲームズに近しい感覚を抱きました。
台湾のインディーゲームの感覚を味わってみたい、そう思って手を伸ばしました。2人で遊ぶことができるという点も魅力でした。
カードを配置し、資源を獲得し、建物を建築する。
言葉にすると本格的なボードゲームのそれですが、実際のプレイ感としては単調に感じました。
と言うのも、場面場面において最適解が明確で、悩む余地が少ないのです。
後は、緑建物が強すぎるように感じており、全体で見ても勝ちパターンがひとつしかなく、広がりに欠けます。
とは言え、低価格のゲームは、こういった瑕疵も含めて、ひとつの味であると考えているので、充分に楽しませていただきました。
終わりに
上述の通り、本作に興味を覚えたきっかけは、150台湾ドルという縛りがあったことです。
きっと同イベントには、他にも多くの作品が発表されているでしょうから、機会があれば他の作品も遊んでみたいですね。