6月19日に第34回『トランプ勉強会』を開催しました。
この日に遊んだゲームの感想を書きます。
『モロトフヤス』の感想
『ヤス』の系譜に連なるゲームで、スイスの4人用ゲーム。
『ミットレールヤス』の元になったゲームでありながら、その目指すところは真逆であるというのが実に面白いです。
『ミットレールヤス』は3人用のゲームで、1位と3位のプレイヤーがプラス、2位のプレイヤーがマイナスだったので勝つか負けるかを目指すゲームでした。一方『モロトフヤス』は1位と4位がマイナスで、2位と3位がプラスなので、適度に勝つことが求められます。ボードゲームには2位が目指す系のゲームがいくつかありますが、そちらに近いかもしれません。
しかし、プレイ感としては派手さに欠けます。そもそも勝てるか勝てないかは手札によるので、手札運次第では1トリックも得られないときがあります。他プレイヤーとひたすら鍔迫り合いを続ける、そんな感覚のゲームでした。
『グリティパウ』の感想
大西洋アフリカ沖のカーボヴェルデ島のゲーム。
まったく発音できません。
面白く感じました。パートナー戦のトリックテイキングですが、ある程度、手の内を明らかにしたり、相方に指示を出したりできるので、肉を切らせて骨を断つ、というプレイングがルール的に許されています。
『カイザーシュピール・2』の感想
黒宮公彦さんの『トランプゲームの源流 第1巻 トリックテイキングゲーム発達史』記載のルールで『カイザーシュピール』を遊びました。
トランプゲームに慣れたのか、以前に遊んだときよりも面白く感じました。ブラフを口にしながら、シグナルが送れるようになると白熱の戦いができそうですね。
終わりに
次回は7月17日です。よろしくお願いします。