Moon Studiosによる『Ori and the Blind Forest(オリとくらやみの森)』を遊びました。
1人用のメトロイドヴァニア系のゲームです。
ゲームの概要
ある嵐の夜、精霊の木からオリは吹き飛ばされてしまう。
オリは森の外れに住まう巨人に拾われ、しばらくの間、共に暮らすが、やがて森が枯れはじめ、巨人の命も燃え尽きてしまう。
孤独になったオリは、妖精と共に、森を復活させる旅に出る。
ゲームの感想
すこし前にメトロイドヴァニアという概念を知りました。
その後『メトロイド ドレッド』の体験版を遊び、その面白さを知り、評判のよいメトロイドヴァニアを遊びたいと思って、本作に手を出しました。
事前にムービーを見ていたのですが、光と闇の大自然が美しく、しばしば背景に目を奪われました。
ただ、精緻に描き込まれているからこそ、トゲを見落としてダメージを受けるということが多く、背景の美しさも良し悪しですね。
難易度は極めて高く感じました。
最初こそノーマルで始めましたが、プレイ開始して30分を待たずにイージーに変更しました。その後、ギンソウ樹編クリアまで攻略サイトを見ずにノーサイトで駆け抜けましたが、ギンソウ樹終盤の脱出で心が折れました……。
ここから先、また勝手が変わるのかもしれませんが、戦闘に重きが置かれていない点は、非常に好みでした。
マップを探索して、隅から隅まで飛び回り、壁ジャンプができるようになると行動範囲が広がり、二段ジャンプができるようになるとまた行動範囲が広がりと、少しずつマップを探索していって、知っている範囲を広げていく面白さがありました。
しかし、いかんせん、求めるボタンテクニックが高すぎました。
最初のうちは、セーブポイント作成を温存してしまい、何度も同じ工程をやりなおすハメになりましたが、セーブポイント作成を惜しむ必要がないことに気づいてからは、その作成頻度が上がり、ひたすら試行錯誤を繰り返すようになりました。
ただ、ギンソウ樹終盤だけはセーブポイントが作成できないので、もう、とにかくしんどかったですね。その代わり、クリアした瞬間は凄まじい達成感がありましたが。
ビジュアルが美しく、戦闘ではなくマップ探検に重きが置かれている点は好みでしたが、コントローラさばきの難易度の高さには舌を巻きました。折れた心が復活したら、また続きに着手するかもしれません。
終わりに
本作はストーリーにも力が入れられていて「泣ける」という感想を見ました。気になるところではありますが、そこまで辿り着けないのは仕方ありません。ベリーイージーの実装が待たれる限りです。
また、本作はシリーズ第1弾で、続編の『Ori and the Will of the Wisps』も評判が高い様子です。こちらも難易度問題さえなければ、気になるのですが……。