雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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美しい非言語パズル謎解き『ゴロゴア』の感想


 Xboxで『Gorogoa(ゴロゴア)』を遊びました。
 1人用のパズルとも謎解きとも言えるゲームです。ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。

ゲームの感想

 パズルゲームと表現されることが多い作品ですが、個人的には謎解きであると感じました
 パズルゲームの場合、解き方が明示され、その解き方に従ってプレイを進めますが、謎解きの場合、解き方を探すところからはじめる必要があります。
 ただ、密室に閉じ込められたり、制限時間内にクリアしないと爆弾が爆発するなど、それっぽいストーリーはないので、謎解き感はありません。
 と言うか「少年が5色のボールを集めたがっている」以上のストーリーらしきものはないので、どんなゲームとも言えません。


 あれやこれやとタイルを動かしたり、ズームアップしたり、ズームアウトしたりを繰り返しつつ「いま、なにを求められているのか?」を考えつづけるのは面白かったです。
 言語依存度ゼロなので、説明もなにもなく、指示もないので、とりあえず手を動かして、返ってきた反応を見つつ「あー、こうすればいいのかな?」と試行錯誤していくのが楽しいです


 絵柄の美しさも相まって芸術的であるとも感じました。
 シンプルにゲームとアートの二元論に持って行きたくはないですが、安易に理解されるデザインを避けていることからも、いわゆるただのゲームとは言い難いな、とも。

終わりに

 見た目の異質さが気になって遊びましたが、謎解きの要素が強めで、予想以上に好みの作品でした。
 いわゆるポイント&クリック型の謎解きとは一線を画すので、謎解きがお好きな方は、この見た目に騙されず、ぜひ遊んでいただきたいですね