雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

オススメの謎解き&ボードゲーム&マーダーミステリーを紹介しています

2023年6月に遊んだり触れたりしたもの


 皆さん、こんにちは。秋山です。
 6月に遊んだり触れたりしたものを振り返ります。

渋谷パラレルパラドックスHome Edition

ダイスバウト

モンスタッグ

盗まれた新作

どうぶつデュエット

会心の一撃

スコットランド劉度

迷子の夜深く

TrickPages

ダンジョンクリーナー

フクロウ探偵社、コンコード、BRAVE、素潜りダンジョン

ナインデッドエンド、きぬた歯科神経衰弱、ボツワナ

クアント

ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム

園崎家の暴いてはいけない秘密

アノミー

悠遠なるカケラの海

トウキョウのハトインザヤクザその2

YON5O

三本の虫歯

ThirtyOne

ALARM

ツヴァイクロイツ

国際桃太郎会議

インスタントサガ

アルパカ村へようこそ

ジンジャーブレッドクッキーの思い出

金田一少年の事件簿 宝石盗難殺人事件

サラダマスターSmoothie

bonsaiuchu

ムンズト

テトラコンボ

皇帝の賽

サンティアゴデコンポステーラ

タイムライン博識編

タイムライン発明編

ドラゴンカリバー

ふしぎ探偵 キミ&ユメ

コントラクトラミー、ツーハンデッドスペード

リトルマーメイド

TownFolk

ニューロストレガシー

ミミックアーツ

王宮の歩き方

ひらめきたんていハテナ

スパイダーマンアクロス・ザ・スパイダーバース

ヌビア

セブンフォース

ゴールデンカムイ(アニメ4期)

推しの子(アニメ1期)

ジョーカー

米澤穂信『黒牢城』

 傑作。とにかく解像度が高く、密度が濃い。入念に研究、調査を重ねたであろう描写が惜しみなく投入されており小説として質が素晴らしい。時代小説史に残りうる作品。地下の土牢に囚われた黒田官兵衛が安楽椅子探偵役と聞いていたけれど、そんな優雅なものではなかった。時代感のあるミステリに加え、戦時であるという緊張感、上に立つ者の苦悩などテーマ性が優れており、面白いの一言では表現しきれない。傑作。

城平京『名探偵に薔薇を』

 傑作。2009年に『ヴァンパイア十字界』を読んでから、ずっと気になっていた1冊。全体に漂う頽廃的で陰影のあるテーマと、魅力的な謎と二転三転する真相が実に美しい。一級品の芸術のような作品。最後まで読み終えてタイトルを見返すと様々な想いが去来する。思わず溜め息である。

呉勝浩『爆弾』

 正体不明の犯人と警察が、狭い取調室でひたすら問答を繰り広げる長編。動機や理念、欲望や価値観、生きる理由、犯罪を犯す理由とも言うべき「人の心の形」を巡る物語。犯人は、一体なぜ爆弾を仕掛け、警察と対決することにしたのか。謎の主眼は面白かったし、結末も意外なものだった。

爆弾

爆弾

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夕木春央『方舟』

 誰を活かして、誰を殺すのか。人狼ゲームの投票のように殺人者を推理して特定すると同時に、全員同意の上で見殺しにする。極めて特異な舞台設定であるけれど、この環境下に至ったとき、ひとはどう動くのか。興味深い考察でした。スピード感もあって最後までノンストップで駆け抜けました。この結末は好みではないですが、この物語に相応しいなとも。

方舟

方舟

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