万屋楽団さんのゲームマーケット2017秋の新作『あなたを知らないあなたの隣人~「行列に割り込む」は何番目に悪いことですか?~』を遊びました。
まず、光文社新書をモチーフにしたのであろうアートワークが良いですよね。
岩波文庫風の『犯人は踊るポーカー』も所有欲をかきたてられましたが、やっぱり本をモチーフにされると、俄然、面白く見えます。
何種類かのルールが収録されていますが、基本的には、隣人の価値観を予想するパーティゲームです。
たとえば4枚のカードがあります。
・車道を自転車で逆走
・禁止場所での撮影
・歩行者の信号無視
・ネタバレを面と向かって言う
これに対して、悪いと思う順番に並べてください。そして、他のプレイヤは、どのように配置するか予想してください。
そういうゲームです。
いやあ、これが、なかなか面白いです。
「この中でいちばん悪いのは、何と言っても、車道を自転車で逆走することでしょう。道路交通法に違反しているし、何よりも危険。絶対にノー」
「私が、いちばん悪いと思ったのは『ネタバレを面と向かって言う』です」
「……えーっ!?」
「ネタバレ、駄目、ゼッタイ」
みたいなすれ違いが発生するのが、とても面白いです。
と言うか、これって、要は相手のことを、どれだけ見ているかどうかの可視化にもなりますよね。トレーニングツールと言うか、写真育成のためのアイテムとしても使えるのではないかと感じました。
どちらかと言うと、今日、会ったばかりのひとよりも、仲良くなりたいひとと遊ぶのに向いていそうと感じました。
けっこう面白かったので、他の機会においても、他のメンバーと何度か遊んでみます。