- 作者: 大沢在昌,宮部みゆき,京極夏彦
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2003/08
- メディア: 文庫
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今回、目玉となるのは宮部みゆきによる『幻想水滸伝3』の先行体験記ではないだろうか。これは『幻想水滸伝3』が発売される前に、コナミのホームページ上で週一で連載されたもので、イメージとしては「これからプレイする皆さんに、プレイした感触を実際にお伝えしますよ!!」といったゲーム雑誌のコラム。で、これがえらい面白いのだ。自分はこのシリーズの1と2だけプレイしていて、外伝以降が未プレイなのだが、下手に部分的に知っているだけにとても面白く読めてしまったのだ。と言うか、これを読んで猛烈に『幻想水滸伝3』がプレイしたくなった。同様の感想は前作のときも思った記憶がある。宮部みゆきは本当にゲームが好きなのか、その文章にもゲームに対する愛が感じられる。それらを読んだだけで、自分もかつてゲームへそれだけの愛を注いでいたことを思いだし、それらを思い返したくなってしまうのだ。