戸川昌子『火の接吻』

火の接吻 綾辻・有栖川復刊セレクション (講談社ノベルス)

　面白かったー。途中までは冗長でどうしたものかなと思ったりもしましたが、最後の怒涛の展開には瞠目。感想はこちら。

最終章に入ってからの怒涛の展開には、文字通り瞠目した。どんでん返しに次ぐどんでん返し、さらにその度に事件全体の様相が大きく変化するのだ。それまでの文章すべてが伏線だったと言っても過言ではないほどに張り巡らされた伏線は、思い返してみると緻密にして綿密。

　以下、感想リンク。おや、今ひとつ不評のようですね。

それはそれでいいんだけど・・・辻褄合わせに無理があり不満であった

http://blogs.yahoo.co.jp/harikonotori/19833169.html

とにかくエロ描写も、登場してくる女たちの浅ましさも　“鬱陶しい”　のである。
いくつも重なった入れ子のような真相も、どうでもよくなるほどの退屈な本でした。

http://snookdebook.blog58.fc2.com/blog-entry-269.html