雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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ミステリ系読書会「MYSDOKU 8」レポート

 土曜日はミステリ系読書会「MYSDOKU 8」をスタッフとして開催しました。
 今回の課題図書は、宮内悠介『盤上の夜』。
 お昼からのスタートでしたが、会場は朝から抑えており、ボードゲーム部の活動として、集まった5人でボードゲームを遊んだりもしました。

P.I.

(インスト含むプレイ時間:120分)
 推理系ゲームの伝道師である、リッパーさんインストによるワレスの新作。
『P.I.』は右隣のプレイヤが持っている情報を推理するという、いわゆる『クルー』系のボードゲームです。うっかり写真を撮影し忘れたので画はありませんが、捜査対象となる人物・土地・犯罪の3項目が提示されており、探偵チップや推理カードを用いることで、右隣のプレイヤからヒントを引き出していきます。
 計3回プレイして、総合点を競い合うのですが、運が良ければ一気に真相に肉薄できたりして、置いて行かれると辛いです。
 最高得点の21点を目指しましたが、第2戦目においてボロボロでした。
(秋山13点、さたもとさん12点、あまぞらさん9点、みっつさん8点、リッパーさん0点)

トー


(プレイ時間:5分 x 2回)
『P.I.』を時間を掛けてプレイしてしまったので、軽く遊べるゲームを遊びましょうかというわけで、クニツィアの『トール』を2戦ほど遊びました。
 お供え物カードを出して神様カードを貰う。この行為を繰り返して、ゲーム終了時に力ある神様を最も有しているプレイヤが勝利するという、シンプルながらジレンマに富んだゲームで、自分は、わりと好きです。
 初プレイのみっつさんもあまぞらさんも、すぐに勘所を掴んだらしく、慎重にプレイされていました。ただ、5人プレイだと、予期せぬスピードでゲーム終了条件が満たされることがあるので、その見極めに苦労されている様子でした。
 インスト含めて15分くらいだったでしょうか。良いゲームですね。
(1回目:秋山22点、さたもとさん20点、あまぞらさん18点、みっつさん17点、リッパーさん16点)
(2回目:みっつさん18点、さたもとさん16点、あまぞらさん15点、秋山14点、リッパーさん10点)

MYSDOKU 8本会

 お待たせしました。
 MYSDOKU 8のレポートです。
 と言っても、今回は、あまりメモを取りませんでしたので箇条書き程度です。

  • 12人の参加者、1人1票で好きな作品を募ったところ一番人気は「清められた卓」。
  • 言語SFという観点からの「盤上の夜」。
  • 人間賛歌としての「人間の王」。
  • ハウダニットを隠れ蓑にしたホワイダニットとしての「清められた卓」。
  • 父と子の、政治と宗教の物語としての「象を飛ばした王子」。
  • 量子歴史学、将棋、性愛の3短編に分けて読みたかった「千年の虚空」。
  • 短編集の末尾に相応しい「原爆の局」。
  • これも読みたい:『夢の樹が接げたなら』『言壺』『幻詩狩り』『ZERO』『ヒカルの碁』『天』『アカギ』『サラの柔らかな香車

 詳しくは杉本さんが書いてくれると思います(他力本願

マケドニア将棋


(プレイ時間:65分)
 こちらは本会終了後、打ち上げの居酒屋での風景です。
 3時間ほどお酒を飲んでから、おもむろにmikioさんと『ヒストリエ 7巻』のおまけについてきた『マケドニア将棋』を遊ぶことにしました。
 軽い気持ちで始めたのですが、当たり前ですが、ガチなアブストラクトで、酔いの回った、かつ薄暗い飲み屋で遊ぶものではなかったです。お互いに待ったを連呼して、行ったり来たりしながら戦いました。
 特に持ち駒を敵陣に置けないルールがきついですね。攻め手に欠けます。また、王から王子への譲位ルールは悪くないですが、王子から王への譲位は、いたずらのゲーム時間を伸ばすように思います。
 途中、燃え盛る戦場を逃げ惑ったり、苦戦を強いられましたが、なんとか逆転勝利することができました。アブストラクトは集中力が問われるゲームですね。
(秋山勝利、mikioさん敗北)

花火


マケドニア将棋』で頭脳を酷使した後、観戦していた杉本さんを誘ってボザの『花火』を遊ぶことに。
 お酒も入っているし、疲れてもいるので、さすがに標準ルールでは無理であろうと思い、オールマイティを入れて難易度を下げました。
 杉本さんもmikioさんも初プレイということで、ヒントの出し方に難儀したり、照明が暗かったため、色を見間違えたり、色々とトラブルがありましたが、まあまあの点数だったように思います。
(21点。花火師:杉本さん、mikioさん、秋山)

おわりに

 朝から晩まで、大いに遊び、大いに語り、大いに飲んだ1日でした。
 次回のMYSDOKUは、7月13日に開催されるMYSCONの中で開催します。課題図書は近いうちに候補作を挙げて、投票を受け付けますので、少々お待ちください。