今さらですが、6月16日に喫茶マーブルさんで開催された「竹駒づくり体験教室」に参加したので、そのときの様子をレポートしたいと思います。
今までのあらすじ
『ごいた』が好きすぎて、自分で竹駒を作りたい!
そんな考えがベースにあります。
きっかけは、この日です。
その後、独自に準備を進めたり、
竹を狩りにいったりもしました。
今回の記事は、これらの続きになります。
会の概要
現在、日本で唯一の竹駒彫り師である志幸さんを東京に招き、竹駒づくりの工程を間近で見させていただき勉強しよう! というのが基本的な主旨であったと記憶しています。
こちらの写真は、最初に志幸さんに見せていただいた出来上がりのサンプルです。まだ朱を入れていませんが、形はきれいで、これで、ごいたを遊ぶのも楽しそうだと感じました。
見学
まずは、竹駒の形を作るところです。
短冊に対し小型なを当てて、斜めの角度を作っていきます。この工程は、完全にフリーハンドとのことで衝撃を覚えました。
てっきり定規を当てつつのこぎりを使ったりしているものと思い込んでいたので、まさか、職人の勘で成り立っているとは……です。
この境地に辿り着くのには、一朝一夕ではないことでしょう。
こちらは、作業台に駒を置いて、文字を彫り込んでいくところです。
プリントアウトしたサンプルの上から、ざっくざっくと彫っていました。
こちらは、彫りに用いる道具の詰まった箱。
ホームセンターや100円ショップで容易に調達できるものもあれば、彫刻刀に手を加えた、世界にひとつだけのオリジナルの道具もあるみたいです。
中には、馬(ばっこ)の点を入れるときだけに使う道具もあるみたいで、職人のこだわりを感じました。
朱の入れ方も教えていただきました。
ペンキの朱を水で薄めて、絵筆でちょちょいという感じでした。
駒の整形に懸念があると相談させていただいたら、なんと型をひとつ譲っていただきました!
これを使ってがんばってみようと思います。
終わりに
教室の後は、懇親会ということで、お寿司や能登の日本酒をいただいたりしました。
忙しさにかまけて、この日以来、あんまり竹に触れられていませんが、そろそろ時間を作って本格的にやっていこうと考えています。
志幸さんの技を、生で見られて良かったよ!
職人芸だよね
でも、あれを見たら、私なんか、まだまだだなぁ、って思って。もう出来なくなっちゃった
なーに言ってるの。一朝一夕に身につく技術ではないよ。千里の道も一歩から、石の上にも三年、だよ