雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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ごいたとの出会いと5年間の付き合いを振り返る

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 Twitterで見掛けた「#あなたのごいターニングポイントは」という語呂が、あまりに良すぎて脊髄反射的に反応してしまったのですが、もう少し語っても良いかもしらん。
 そう思って書くことにしました。ごいたに関する思い出話です。無駄に長いので、のんびりお読みください。

出会いはラブレター

 ごいたという言葉を初めて見たのは、カナイセイジさんが手がけられた『ラブレター』のルールブックにおいてだったと記憶しています。
 ゲームマーケット2012春で、カナイさんの『ラブレター』を買って、ルールに「ラブレターが2セットあれば、能登の伝統ゲーム『ごいた』が遊べます」というような記述があって「ん? ごいた?? まあ、いいか、遊びたかったのはカナイさんのラブレターだし」と思って、安易にスルーしてしまいました。

その翌週に実物を見る

 ゲームマーケット2012春の翌週、第2回『ミスボド』において、実物を初めて見ました。
 お持ちになられたのは、現在、北ボードゲーム会を主催されていらっしゃるマサイキリンさん。余談ですが、マサイキリンさんを知ったことで、秋山の関心がいわゆるドイツゲームを中心としたボードゲームから、トランプやドミノ、伝統ゲームに移っていったような気がします。

名古屋YSボードゲーム会で初プレイ

 ごいたを知ったものの、実は遊ぶまでは、ずいぶんと間が空きまして、初めて遊んだのは、ねくろんさんが主催されていた、名古屋イエローサブマリンボードゲーム会においてで、2013年11月15日のことです。しかも、竹駒等で遊んだわけではなく、アークライトから出ている『プリンセスワンダー』のセットを使って『乙女ごいた』として遊びました。
 その日は『ラブレター』や『ラブレタートゥーレディラック』なども遊んだのですが、メインのそれらより『乙女ごいた』の方が、遥かにインパクトが勝っていました。

2013年ベストテン入り

 その後も、ねくろんさんと会うたびに『乙女ごいた』を遊びましょうと執拗に迫り、その運要素に翻弄されながら魅力に溺れ、ついには2013年に遊んだゲームのベストのひとつであると確信しました。

竹駒を初体験

 竹駒に初めて触れて、竹駒を使って遊んだのは太陽皇子。さん主催の、アナログゲームナイトに参加したときのことです。緋色の兎亭のREIさんが竹駒を持ち込まれていて、遊ばせてもらったのです。
 当時は、もっぱら草場純さんとМerryniceさんが関わってらしたグランペール版『ごいた』を遊んでいたので、初めて触れる竹駒は新鮮で新鮮で、内心「めっちゃ、欲しい!!」と思っていました。ちなみに、まだ持っていません……競争率、激しすぎでは

神奈川支部の支部長との出会い

 2015年2月8日は今でも覚えていますが、現在は、きなボド!の主催であるナフタレンさんが、当時主催されていた杏談亭の最終回を開催された日です。
 この日、渋長さんと初めてお会いし、初めてごいたを遊んだのですが、恥ずかしながら秋山は、この日、初めて強いごいた打ちと出会った! と感じました。前半は運に味方され優勢だったのですが、後半は、正直、わけも分からず負けました。名古屋への帰路を辿りながら、ずっと「渋長さんには、何故、伏せられている駒が見えるのか? 何か……何かあるのか?」そんなことを考えていました。

金沢ごいた会との出会い

 尊敬するボードゲーマーは何人もいますが、個人的にyskさんは外せません。そのフットワークの軽さと、レアゲーに対する想い、はかりしれません。
 そんなyskさんが、金沢でゲーム会を始めたというのを知って、参加したときのことです。この頃は、よち犬さんのごい牌を持ち歩いており、まさかの石川県の方々にインストさせていただくという事態もあったりしました。
 そして、なんと、このときインストした相手が、今は金沢ごいた会のFumiさんで、兼六園のイラストが美しい『金沢ごいた』を手がけられた方です。いやはや、奇遇ですね。

第1回「名古屋ごいた会」の共同開催

 渋長さんとの一戦を経て「ごいたは運ゲーではない」という想いは抱きつつ、それ以来、強いごいた打ちに出会えていなかった秋山ですが、転機となったのは2015年4月11日です。
 緋色の兎亭のREIさん、名古屋でカタンも楽しむ会のかわうそさんと共同で、ゲームストア・バネストの協賛を得つつ名古屋ごいた会を開催したときです。
 神奈川から、よち犬さんやコルトさんたちに来ていただいたのですが、この日の夜、秋山宅に男ばかりが8人ほど集まって、夜通しごいたを打ちつづけたのです。このとき秋山は、よち犬さんにめっちゃ叱られて、めっちゃ成長しました。この晩を境に、秋山のごいたは変わりました。
 同人界隈では、ちょっとリスペクトしているひとを師匠と呼んだりする文化がありますが、師弟関係ってもっと神聖で厳格なものだと思っているので、あんまりこういう表現は好みではありませんが、秋山にとってのごいたの師匠は、よち犬さんですね

2015年ベストテン入り

 この頃は、当時カルカソンヌの世界チャンピオンだった望月さんと出会い、全国のカルカソンヌ予選会に参加しつつ、全国でごいたも遊んでいました。思い出深いところを挙げれば、ボードゲーム研究室! の、ヨシダさん主催の、くさつボードゲーム会で出会った、月形さん(第6回カルカソンヌ日本チャンピオン)とも遊んだりしました。
 そんなこんなで、自分のなかで2015年を代表するゲームとして、やはり、ごいたは挙げざるを得ないとして、まさかのベストテン入りの2回目です。

東京に戻ってきて

 2016年4月、名古屋から東京に戻ってきて、ごいた関係では多くの出会いがありました。
 東京支部の大内さん、ごいた喫茶マーブルのじゅんこさん。長野支部の監査官さん……は東京ではなく、名古屋のファミリーゲームフェスティバルでしたが。
 ゲームスペース柏木での東京支部の定例会にも顔を出し、ディアシュピールや JELLY JELLY CAFEの定期ごいた会にも足しげく通いました。

第3回ごいた都道府県支部交流・能登大会のこと

 そして、2016年5月23日、ついに能登の地に足を踏み入れたのでした。
 きっかけは、第3回ごいた都道府県支部交流・能登大会、ミスボドの受付で、Meryyniceさんに「今度、ごいたを遊びません?」と誘われ、てっきりゲームスペース柏木かと思いきや、能登だったという次第です。
 初参加で11位、次こそは10位以内に入るぞ! と誓ったことを覚えています。

2016年ベストテン入り

 2015年に引き続き、2016年のベストテンにもごいたを入れました。
 それは、まあ、能登に行ったくらいですし、その上、週に1回はごいたを打っていますからね。この年は、ほんとうにいろいろなところでごいたを打ちました。法被を着てインストもしまくりましたね。東京は、英語圏のプレイヤも多く、英語のインストもけっこうしました。
 後は、デュプリケートとか、ミゼールとか。ふつうとは、ちょっと違うごいたも遊びましたね。

2017年ベストテン入り

 時間の吹っ飛び具合が半端ないですが、2017年のベストテンにもごいたを入れました。どんだけ好きやねんって感じですね。
 後、気が付きましたが、東京に戻ってきてからは、明らかにブログの更新頻度が減っていますね。なんか、もっと色々な大会に出たり、イベントがあった気がしますが、まったく残っていません。多分、Twitterのログを見れば書いているのでしょうが、Twitterは遡及が果てしなく面倒ですからね……。
 第4回ごいた都道府県支部交流・大阪大会にも出たはずなんですけどね。

発足! 竹駒プロジェクト

 2018年は、ごいた喫茶マーブルのじゅんこさんが始めた竹駒プロジェクトに関わり、竹に触れる機会に恵まれました。

 きっかけがあれば、自分でいろいろと動いてしまうのが、秋山の秋山なところ。近所の竹屋さんから材料を貰って、自宅でもいろいろ始めました。

 さらには名古屋のフレイさんを頼り、岐阜の山奥でリアルに竹刈りもしたりしました。我ながら、ここらへんの行動力は呆れたものですね。

 竹駒彫り師の志幸さんが東京に来られた際、その技を間近で勉強させていただきました。

ごいたが遊べないときはエアごいたを堪能

 この頃は、週に1回どころか2~3回は打っていて、もう完全な中毒で、打てていないときは、エアごいたなるものに興じていたくらいです。

第5回ごいた都道府県支部交流・能登大会のこと

 2018年5月12日、能登へも2年ぶりに訪問しました。
 結果は残念ながら11位。またかーい! という感じです。

終わりに

 中盤からは、やや駆け足になりましたが、こんな感じでしょうか。
 書いていて改めて感じましたが、ゲームは、やはり1人で遊ぶものではなく、誰かと遊ぶものですので、出会いがとても大切ですね。2016年くらいまでは、プレイヤの母数が少なかったので、インストばかりしていた気がします。自分で言うのもなんですが、けっこうな熱量で向き合っていました。
 今年に入ってから、一気にプレイヤが増えた印象ですね。秋山以上に、ごいたに入れ込んでいる方も山ほどいらっしゃいますし、もう自分が布教しなくても良いかなーとも思ったりします。
 ちょっと他に注力していることがある……と言うか、いついかなる瞬間も、やりたいことは山ほどあって、限られた時間のなかで四苦八苦しているので、最近は、あまりごいたに関われていませんが、なるべく時間を工面して、また遊びまくりたいですね。ちょっと下手になってきたかもしれませんが、いつでも遊びますので、いつでもお声掛けください!
……あっ、最後に! これだけいろいろな方を紹介しておいて俺の名前がないぞ!! という方もいらっしゃるかと思います。大丈夫! ここに書いてないだけで、秋山の胸にはしっかり刻まれてますよ!!