戸塚工房さんのゲームマーケット2019大阪の新作『遠方の星』を遊びました。
3人から4人で遊べるワーカープレイスメントです。
朴訥な見た目に加え、ルールブックがやや読みにくかったので、遊び始めは戸惑いました。インストの最中も、何度か処理を確認しつつ説明したのですが、いざ、遊び始めてみると、けっこう洗練されたデザインであることに気付かされました。
プレイヤは宇宙の片隅に取り残された存在となります(この設定からして、テンションが上がります)。
宇宙に点在する様々な拠点を訪ね、仲間を増やし、資源を貯め、量子転送装置に飛び込み、最初にワーカーコマを4つ、遠方の星に送り込んだプレイヤが勝利します。
写真はセットアップを終えたところ。
ゲーム開始時点、プレイヤが持っているワーカーコマは3つなので、その3つを全13あるエリアに配置します。
手番という概念は存在せず、左上から右下まで、順々にエリアの能力が発動し、そのとき、そのエリアにコマを置いているプレイヤが、その効果の恩恵に預かります。
エリアごとに先着何名までが、効果発動の対象になるというのが決まっており、より強力な効果を有するエリアは競争が激しくなります。
各エリアの効果にはシナジーもあり、うまくコンボを決めることができれば、一気に資源が稼げます。
ゲームに勝利するには、自身のワーカーコマを、右下の量子転送装置に配置して、タイトルにもなっている「遠方の星」に4体、送り込むことです。必要なエネルギーは、後になればなるほどコストが増していきます。
ワーカーコマを「遠方の星」に送ると、勝利が1歩近づきますが、その一方で手数が減ることにもなるジレンマがあります。
こちらはゲーム終了間近の状況。
3人プレイで遊びましたが、ほぼ全プレイヤが同時に必要エネルギーの確保を終えたので、一気に量子転送装置に殺到しています。
このとき、秋山(白コマ)は、4体のワーカーコマを量子転送装置に配置し、一気にクリア予定でしたが、他プレイヤの妨害によってコマのひとつが動かせなくなってしまい、勝利を目前で逃しました。
ゲーム終了時の状況。
間一髪、間に合わず、青プレイヤが4体目のワーカーを「遠方の星」に送り込んで、青プレイヤ勝利でゲームが終了しました。
エネルギーを溜める手段は複数あり、3人のプレイヤが、それぞれ異なるエリアを主軸にコンボを決めましたが、結果的に、ほぼ同じタイミングで準備が整ったあたり、バランス調整が繰り返されたことを感じます。
各エリアはカードになっており、今回は初回プレイの推奨配置を採用しましたが、他にも「エネルギー枯渇」や「協力体制」、「相互干渉」など様々な推奨配置があり、リプレイビリティにも富んでいると感じました。
プレイ時間は、ぴったり1時間。非常に面白かったです。
インストを受けたときは、どんなゲームなのか、今ひとつイメージが湧かなかったけれど、いざ始めてみたら面白かったよ!
そう、意外に、直感的なデザインだった
皆、接戦でいい感じだったよね。ふつうは先手有利だけれど、終盤になると後手有利な瞬間もあったね
3人が3人とも異なる戦法だった気がするんだよね。ぼくはお金をひたすら集めて、集めたお金を一気にエネルギーに変換したよ
私はスキルカードをいっぱい引いたよ
後、ミッションもよく達成してたと思うよ