雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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実質リメイク『ザ・マインド エクストリーム』の感想

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 エッセンシュピール2019で発売された『The Mind Extreme(ザ・マインド エクストリーム)』を遊びました。
『ザ・マインド』シリーズの第2弾かと思いましたが、実際に遊んでみた感覚としては『ザ・マインド』のリメイクです。

コンポーネント

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 カードゲームなので、入っているのはカードのみです。
 オリジナルの『ザ・マインド』と同じように1から12までのレベルを示すカードと、残ライフを示すウサギカード、そして手裏剣にしか見えないスターカードの3種類があります。
 この他に、写真には撮っていませんが、1から50までプリントされた白カードと赤カードがあります。
 ちなみにレベルカードを、よく見ていただければお気づきかと存じますが、手のひらアイコンが含まれているものと含まれていないものがあり、これがゲームに大きな影響を及ぼします。

ゲームの遊び方

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 基本的な流れは、オリジナルの『ザ・マインド』と同じです
 現在のレベルと同じ枚数のカードを手札に持ち、全プレイヤーで協力し、1枚ずつ出していきます。会話や合図等のコミュニケーションは一切不可能。ただ、他プレイヤーとシンクロすることで、カードを適切に昇順で出していきます。
『ザ・マインド』自体は、以前に感想を書いているので、よろしければご覧ください。



『エクストリーム』になって、生まれた最大の違いは、数字カードが2種類になったことですね。
 写真を見ていただければ分かる通り、白字と赤字の2種類があります。ちなみにカード裏は同じデザインで、裏から見分けはつきません。
 分かりやすいように撮影時は、敢えてズラしましたが、白カードは1から始まって50へ昇順に配置し、赤カードは50から始まって1へ降順に配置します
 事前に「先に白を片付けて、白が終わったら赤に着手しよう」などと示し合わせることはできず、白も赤も同時にプレイしていく必要性があります
 ルールブックを読んで、この下りを確認した時点で、思わず「エレガント」と呟いてしまいました。オリジナルの『ザ・マインド』にあったルール的な穴と言うか、システムの盲点が見事にクリアされているように感じました。


 違いは、もうひとつあります。
 コンポーネント紹介のくだりで記載した手のひらマークがあったかと思うのですが、手のひらマークが出ているレベルにおいて、全プレイヤーは、カードを裏向きに配置する必要があります
 つまり、そのレベルにおいて、カードを配置する度に、すっ飛ばされたプレイヤーが挙手してライフを減らすなどの処理は行わず、全員が全カードをプレイし終えた後に、カードを公開し、そこで判定を行なうのです
 場合によっては、複数の事故が発生していて、一気に2つ以上のライフが削られ即ゲーム終了になることもありえるでしょう。
 よりゲームがスリリングになりますね!

一緒に遊んだぺこらさんの感想

『ザ・マインド』と違って、2つの場所に置けるじゃない? だから『ザ・マインド』で使えていた攻略が使えなくて、『ザ・マインド』よりゲーム性が上がったと思う

そうね。『ザ・マインド』の欠陥とまでは言わないけれど、ルールの穴が改修されたとは思う

がんばってクリアしよう! またやろう!!

オッケー

終わりに

 以上です!
『ザ・マインド』を遊んだことがある方なら、すぐに遊び始めることができるでしょう。
 そして、冒頭に書いた「続編と言うより、リメイクではないか?」と思った理由、分かっていただけたんじゃないかと思います。
 個人的には、変な特殊能力がいっぱい付与されて、ゴテゴテしい『ザ・マインド』にならなくて良かったなと感じました。通常の『ザ・マインド』を攻略済みの方も『ザ・マインド エクストリーム』だと、また楽しく遊べるのではないでしょうか。機会がありましたら、是非、お試しください!