雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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初期の名作をリメイク『銀河鉄道の夜からの脱出』の感想

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 よだかのレコードさんの、ドラマチック謎解きゲーム6リメイク『銀河鉄道の夜からの脱出』を遊んできました。
 よだかのレコードさんは、そのオリジナル作品に連番を振っていますが、最新のナンバリングタイトルは22の『異世界転生からの脱出』となります。従って、6というのはだいぶ昔、具体的には5年前の作品です。
 ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。

ゲームの概要

 1チーム4名のいわゆるホール型リアル謎解きゲームです。制限時間は60分。
 小謎や配布物のデザイン等は、今風にリメイクされ遊びやすくなっていますが、大謎自体に変化はないとのことで、基本的には未プレイの方がターゲットとなっております。
 しかし、各公演につき2席(合計8名)分だけ、リピーター席を用意されていて、そちらには専用の謎が用意されているとのことです。

難易度(秋山が参加した回)

 通常席:
参加チーム:5組
成功チーム:2組
脱出成功率:40%
 リピーター席
参加チーム:1組
成功チーム:1組
脱出成功率:100%

ゲームの感想

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 いやー、面白かったですね!
 初期の傑作と名高い理由も明白でした
 そもそも、よだかのレコードという団体名が宮沢賢治の『よだかの星』から来ており、その宮沢賢治の代表作である『銀河鉄道の夜』をタイトルに冠している以上、傑作でないわけがないですよね。


 最近のよだかのレコードさんと比較すると、モノ感が明らかに少なかったです。
 いわゆる紙謎というか、紙で完結する謎が多く、公演ならでは感は、ちょっと薄かったですね。
 物量も少なかったのではないでしょうか。
 途中、明らかに速度に難があるなと感じ、司会の栗原さんが「大丈夫ですか?」と2回くらい見に来られていらっしゃって「ああ、今回は失敗するな」と内心溜め息だったのですが、蓋を開けてみるとしっかりと余裕をもってラス謎に辿りつくことができて、逆に、途中の間に合わない感はなんだったのだろうか……と。
 が!
 ええ、なにを隠そう、失敗しました。
 後1歩でした。
 だいたい、後1歩と言うひとに限って、1歩でもなんでもないのですが、解説のタイミングで「Dチームは惜しかったですね~」とコメントされるくらいだったので、ほんとうに、もうつま先ひとつ分くらいでした。悔しい……!

一緒に遊んだぺこらさんの感想

ストーリーが良かったよね! 好きだよ。特にエンディングが良かったよ。謎解きも楽しかったよ。ぜんぜん昔の公演って感じはなかったよ

かなりリメイクの仕方が巧いんだろうね

そうだと思う

よだかのレコードさんって、昔はストーリー要素のある謎解きを強く感じていただけれど、最近はモノ感とか物量とかの方が比重として大きい気がしてたんだよね

ギミック、ってやつ? 箱とか??

そうそう

そういうのもいいよね

その点、今回の『銀河鉄道の夜からの脱出』は、かなりストーリーに寄っていて、純粋に物語を、そのまま楽しめた気がする

そうだね!

終わりに

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 リアル謎解きゲームは、なまもの、みたいなところがあります。
 公演の開催時期が終わってしまうと、もう遊べないところが、ですね。
『銀河鉄道の夜からの脱出』は、かなり古い作品なので、もう遊べないのだろうなあと思っていたので、今回のリメイクは、ほんとうに嬉しかったです。よだかのレコードさんには、もちろん新作も期待大ですけれど、過去作のリメイクも平行して進めていただけると嬉しいなあと思います。
 後、パンフレットも、とても良かったです。是非これからも!!