雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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カードゲーム型推理ゲーム『デックテクティブ:血塗られた薔薇』の感想

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 エッセンシュピール2019で購入した『Decktective: Bloody-red roses(デックテクティブ:血塗られた薔薇)』を遊びました。
 日本語タイトルは、たった今、考えました。
 ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。

Decktectiveとは?

 dV Giochiからリリースされた、新作推理ゲームです。
 タイトルはカードデッキのDeckと探偵のDetectiveを組み合わせたものと推察されます。
 同メーカーからは『Deckscape』シリーズという、カードゲーム型謎解きゲーム(こちらはDeckとEscapeを組み合わせています)もリリースされており、今後は推理メインがDecktective、謎解きメインがDeckscapeと住み分けを図っていくものと考えられます

遊び方(その1)

 プレイ人数は1人から6人まで。
 プレイ時間は公証60分。
 協力ゲームです。
 ルールブックの類は存在せず、プレイヤーが揃ったら、カードを1枚ずつめくり、インストを受けながらストーリーを読み進め、殺人事件の犯人を探しましょうという仕組みです。
 ミステリー部分には言及しませんが、ルールを説明するので、ここから先は微ネタバレとなります。

遊び方(その2)

 ゲームが始まると、各プレイヤーは手札が3枚になるように、順々に山札からドローしていきます。
 手番が来たら、選択肢は2つ。カードを表向きで公開するか、裏向きで非公開のまま捨てるかです。ここらへんは、少しEnigmaStudioの『シャーロック』に近しいシステムですね。
 大きな違いとしては、カードを公開するにあたってコスト……と言うか、条件があることです。各カードの左肩には1から10、いずれかの数字が振られており、そのカードを公開でプレイするには、少なくともその数値分のカードが伏せられている必要があるわけです。
 たとえば、左肩に5という数字があるカードを公開するには、少なくとも5枚のカードが非公開のまま捨てられていなければなりません。
 つまり、このゲームは不要であったり事件に無関係と思しきカードを捨てて、プレイヤー間で共有すべきと思しきカードを公開するものと言えます。

ゲームの感想

 実際に遊んでみた感想としては……、


してやられた!


 です。
 ネタバレになるので、あんまり言えませんが、見事に騙されたと言うか、ミスリードにはまってしまいました。
 その他、驚きポイントだと思うので、ここでは紹介しませんが、ゲーム中もけっこう面白い仕掛けがあって、楽しくプレイできました。

一緒に遊んだぺこらさんの感想

いやー、まさか、こんな真相だったとは! 分からなかったね~

想定外だったね

あっきーがーあのカードを捨てちゃったのが、敗因だったのかな

いや、あのカードだけではなかったと思うよ。1枚だけ捨てて即死みたいなバランスではなかったと思うよ

いや、あれ重要だよ~、即死なのでは?

まあ、確かに軽率に捨ててしまった。捨てても覚えておけばいいやと思っていて、華麗に忘れたしね

してやられたねー

終わりに

『Deckscape』シリーズは、デクスケープという日本語タイトルで、ゲームストア・バネストさんが日本語訳をつけて販売しているので、今回の『Decktective』も、バネストさんからのリリースが期待されます。
 タイミング的には、ゲームマーケット2020春でしょうか。楽しみですね!