原宿ヒミツキチにて、1月10日から5月10日まで、約4ヶ月にわたって開催中のリアル脱出ゲーム『閉ざされた雪山からの脱出』に参加してきました。
ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。
ゲームの概要
とある雪山に挑むあなた。
息を弾ませながらも、一歩ずつ山頂へと向かっていた。しかし8合目を越えた頃、突如、天候が荒れはじめ猛烈な吹雪があなたの体温を奪っていく。
装備が十分ではなかったため、瞬く間に体は冷え込み、体力は限界間近。
もはやここまでかと思われたとき、目の前に古びたテントが現れた。「ここに残された物資を使えば、助かるかもしれない…!」
吹き付ける風によって、目の前は白一色となりもと来た道もわからない。
あらゆる自然が牙をむく雪山ではあなたの身体はもって一晩。さぁ、この極限の環境下で
https://realdgame.jp/yukiyama/
生きて脱出できるだろうか?
プレイヤーは登山家となり、密室空間となった雪山に挑戦します。
一般的なホール型のリアル脱出ゲームですと、プレイヤーはテーブルを囲み、擬似的に脱出を体験しますが、この公演は、マジでリアルなテントが用意されており、各チームは、完璧に断絶されています。
以前の公演で言えば、チームごとに、ほんとうに牢屋に閉じ込められる『監獄アルバトロスからの脱出』に近いかもしれません。
人数は1~4人、制限時間は60分です。
ゲームの感想
とにかく体験として良かったです。
リアル度が高いんですよね。
一般的なホール型リアル脱出ゲームですと、プレイヤーは、チームでひとつのテーブルを囲み、そのテーブル上で様々な謎を解いていきます。ときには、ライオン(嘘の答えです)と書かれたカードを入手し、そのカードをキャストに見せると「逃げ出したライオンを連れ戻してきてくれたんですね! お礼にこれをあげます!」と言って、新たなカードを渡してくれたりします。
つまり、すべて仮想なんですね。
どう見ても、ただのカードだけど、そこには実際にライオンがいて、そのライオンをとっ捕まえて、動物園のひとに返したのだと想像力を働かせる必要があります。
しかし、この『閉ざされた雪山からの脱出』の場合、そういう妥協は少なく、リアルな登山道具が実際に用意されていることが多かったです。
こうなると、もう用意されているものを、なんとかして駆使するしかないわけで、
この折り紙を、指示通りに折るとライオンの形になるから、それでライオンを捕まえたことになるんじゃないの?
みたいな想像力を働かせるタイプのリアル脱出ゲームとは、ぜんぜんプレイ感が異なってきます。
で、これが、ゲームにどう作用するかと言うと、
絶望感。
これに尽きます。
激しい猛吹雪で視界が真っ白に染まった雪山でひとり、テントはあるけれど、体温は刻々と下がっていき、救助は望めない。
そんな中、手元にあるのは○○だけ。
この○○を駆使して、なんとかこの状況から脱出しなければならない……!
めっちゃ、盛り上がります。
と言うわけで、死ぬ気で雪山を走り回って、15分残しで脱出成功でした。
15分残しと言っても、今回は、ぺこらさんが何度も閃いてくれたのでスムーズに進んだだけで、同時間帯では他に脱出成功チームはなく、そこそこの難易度だったと思います。
いやー、しかし、唯一の脱出成功チームって気持ちがいいものですね!
一緒に遊んだぺこらさんの感想
ふたりでクリアできたね! むしろ、広々できたね。待ってる間、寝っ転がれたし良かった
ゲーム中は、問題用紙やアイテムを広げることを考えると、2人で良かったね。3人でも行けるかもしれないけれど、4人だとしんどいだろうね
体格がいいひとだと、特にね。後、荷物ね! 我々は2人だったから、荷物をすみっこに置いて無視したけれど、3人以上だったら、素直にクロークを使った方がいいかも
そうね。テントの内部は、なるべく無駄なものは置かず、クリアにした方が良いよね
ストーリーも良かったよね! 久しぶりに自分として謎解きした気がする
ああ、確かに。コラボ物だと、そのコラボ作品のキャラクターになりきったり、そのコラボ作品に登場するモブになったりするものね
後は、チーム全員で1人の人物を演じたり、とかね。それに対して、この作品の場合は、まさに私たち自身が雪山で遭難したっていう設定だったから、やばいー! うひー! って思ったよ
当事者感ね
そうそう!
終わりに
5月10日までの開催とのことで、残すところ1ヶ月ほど。
リアル脱出ゲームの中でも、特にリアル度が高いので、2020年のオススメ公演です!