SCRAPによるリアル脱出ゲーム『謎だらけの孤島からの脱出』を遊びました。
ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。
ゲームの概要
1チーム2~4人で挑むホール型のリアル脱出ゲームです。
SCRAPの多くの公演では、たとえば1人や2人で参加すると他の方と同じテーブルに配されますが、本作はチームチケットしか用意されておらず、2人で参加した場合、その2人だけのチームとなります。
コロナ禍におけるソーシャルディスタンスを考慮した設計と考えられます。
もっとも、チーム数で言えば通常の公演よりも多めに用意されており、体感で言えば普段の公演よりも全体の人数は多めに感じられました。
また、今回は無人島に漂着したという設定で、自由度が高く、脱出までの制限時間も分からないため、いきなりゲーム終了を迎えることがあるという点が特徴的です。
ゲームの感想
完全敗北、でした。
リアル謎解きゲームは、普段からぺこらさんと2人で参加しているのですが、たいていゲーム開始前は同卓メンバーとはじめましての挨拶をしたり、謎解きやコラボ作品の経験を確認しあったりしています。
今回は2人での挑戦だったので、どちらかと言うと気負うことなく伸び伸び遊べるなと気軽に構えていました。
とは言え、手を抜いたわけではなく、ゲーム開始と同時に、無言のうちに役割分担して、かなりハイペースで進めることができました。
しかし……結果は脱出失敗。
久々に解説を聞きながら「あー」と声を漏らすという悔しい想いをしました。
終わりに
ちょっとトリッキーな作品ではあるので、ひとによっては求めていたものではなかった、ちょっと違う感を抱くかもしれません。
わたしは失敗しましたけれど、全力で取り組み、全力で駆け抜け、そして華麗に失敗したので文句はありません。それに無人島に閉じ込められ、軽い絶望を味わうという体験はできたので、ホール型ではあるけれどリアリティがあるという点においては、とても良い公演でした。