タンブルウィードさんのヒラメキゲームオンライン Vol.01『視 -see-』を遊びました。
ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。
ゲームの概要
自宅からインターネット越しに参加するオンライン型のリアル謎解きゲームです。
制限時間は60分、個人戦形式です。従って、体感としては時間制限のあるWeb謎に近しいです。
デジタル技術に強いタンブルウィードさんらしく、独自開発されており、PCでもスマートフォンでもブラウザがあり、インターネットに接続できる端末であれば、どのような環境でも遊べるというのがメリットです。
昨今のオンライン公演はPCでZoomを立ち上げ、手元のスマートフォンでLINE@を操作する……というような形式が多いので、それらに抵抗を覚える方からすると、この公演は極限まで敷居が下げられていると言えます。
ゲームの感想
とにかく完成度を高く感じました。
まず、小謎量が充実しており、いっぱい解きたいひとを満足させつつ、小謎撃破力に欠けるひとには豊富なヒントが用意されています。
次に、周遊やただのWeb謎にはない公演ならではと言うべき要素を求めている方の満足度も高められるように、手を動かす場面が用意されており、わちゃわちゃ感や楽しい……! の時間がありました。
そして、なんといっても大謎でしょう。オンラインならでは、この世界観ならではの大仕掛けは、とても良かったです。
しかし、いちばん感心したのは、やっぱり哲学ですね。タイトルを『視』として、とにかく見ることや見ないこと、見えないものを見えるようにすること、見えないものを見えないままに見ること。自分で言ってもよく分かりませんが、きちんと設定されていたコンセプトに、ストイックに作り込まれた謎。すべてが有機的に繋がっていて素晴らしかったです。
終わりに
現在は公演終了済みで、再演未定となっていますが、年末までプライベート公演の開催は受け付けている様子です。最低24名ということで、ややハードルが高めですが、気になっている方は、がんばる価値のある公演です。