海カタンこと『カタンの開拓者たち 拡張セット 航海者』の20周年を記念して発売された『20周年記念版』に収録されているキャンペーンシナリオ『海賊の伝説』を遊びました。
海カタンでありながら、全4章からなるひとつの大きな物語を体験できる形式で、壮大な世界観を楽しみました。
ゲームの概要
カタンに詳しくないため間違った情報が含まれるかもしれませんが、海カタンにはシナリオという形式で、特殊ルールを持つゲームが楽しめるようになっている様子です。
今回、20周年ということで新たに4つのシナリオが追加されましたが、それらは『海賊の伝説』というキャンペーンシナリオになっており、個々で遊ぶこともできますし、第1章から第4章まで連続して遊ぶこともできます。
ゲームの感想
今回は、ごいた喫茶マーブルの店長じゅんこさんにお声掛けいただいて、平日夜に1章ずつ進める形式で遊ばせていただきました。
そもそもカタンは基本の他には、古代エジプト版しか遊んだことがなかったので海カタン自体が初めてです。丁寧にインストいただけて、最初から全開で楽しむことができました。
プレイ時間的には、
・第1章:2時間20分
・第2章:1時間30分
・第3章:2時間10分
・第4章:2時間
で、全体では、ぴったり8時間でした。
インスト時間のメモは取っていませんでしたが、それも含めると全体で10時間くらいでしょうか。がんばれば朝から始めて夜には終わって解散できそうな長さです。
遊び始める前は「海カタンを4回、遊ぶことになるのかな?」と思っていたのですが、いやはや第1章から、いきなり盛り上がり、しかも第2章、第3章と面白くなる一方で、毎回「さすがトイバー親子」と唸り続けました。
また、物語要素もけっこう充実しており、『海賊の伝説』というキャンペーンタイトルから察せられるかもしれませんが、海賊たちとの出会いから対決まで、起伏のある物語を堪能させていただきました。
この手のキャンペーンシナリオですと、1回遊んだらネタが分かってしまうので2度と楽しめないというのが多いですが、そこは、やはりトイバーがボードゲーム出身だからか、しっかりとリプレイビリティを意識したデザインになっているのは、さすがの一言です。
と言いますか、正直、8時間かけてキャンペーンシナリオを終えて、ようやく1周目が終わったという感じで「それじゃあ、練習も終わったことですし、早速、第1章から遊び直しますか」と言いたくなるデザインでした。
終わりに
残念ながら日本語版は未リリースということで、今のところ遊ぶには輸入して訳すか、ごいた喫茶マーブルさん主催のイベントで遊ぶしかありません。
キャンペーン系のボードゲームが好きな方は超絶オススメですので、「カタンだから」と食わず嫌いせず、是非、遊んでいただきたいタイトルです。もう1回、言いますけれど超絶オススメです。