MOVIE ROCKさんの新作『PRISONER 囚われた記憶喪失の男』を遊びました。
ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。
ゲームの概要
自宅でリアル謎解きゲームを楽しめる、いわゆる持ち帰り謎の一種です。
ボードゲームで言うところの小箱サイズの箱に何十枚かのカードが入っており、指示された番号のカードをめくりながら謎を解き進めていくことになります。
物語はスマートフォンと連動しており、画面上で得た情報をヒントに謎を解いたり、物語の進行に合わせてムービーの視聴が可能です。
ゲームの感想
激烈に面白かったです。
MOVIE ROCKさんの謎解き作品は、ほぼ遊ばせていただいており、毎回、楽しんでいましたが、今回の『PRISONER』はレベルが一段も二段も上でしたね。
さすが構想4年、実装2年です。
箱には180分~と記載がありましたが、クリアに要した時間は、4時間半でした。
このプレイ時間の長さからも、充実の内容であることが分かるのではないでしょうか。Twitterを見ると6時間かかった方もいらっしゃったので、180分は、そうとう謎解きに慣れていらっしゃる方かと考えられます。
謎解き作品の場合、ネタバレは好ましくなく、紹介や感想として書けることは限られてきます。従って「面白かった」というシンプルな言葉に頼ったり、「私はクリアに○時間かかりました」とプレイ時間から内容を想像させることしかできません。
しかし、これではメッセージとしてふわっとしすぎており、なにも言っていないに等しいです。
でも、それでも「面白かった」と言うのは、ほんとうに、心の底から面白かったからです。
体験としては、ただの謎解きに留まらず、クリアしたときには、まるで一本の映画を見終えたときのように満足感がありました。
MOVIE ROCKさんお得意のムービーが随所に用意されていたのですが、ほんとうに物語が進んでいく感がありましたし、ストーリーに続きが気になるという牽引力がありました。いわゆる「1時間以内に脱出しないと死んじゃう!」というレベルではなく「この後、どうなるのか気になる!」というレベルのものです。
ネタバレできないので、この物語のなにがどう良かったのか、ぜんぜん言えないのですが、とにかく良かったです!!
一緒に遊んだぺこらさんとのラジオ
終わりに
振り返って考えてもしみじみと良かったです。
今年、遊んだ持ち帰り謎のなかでは、間違いなくベスト級です。