少し前のイベントとなりますが『虚数大海戦イマジナリスクランブル~ノーチラス浮上せよ~』面白かったですね。
遊んだときのことを思い出しながら、振り返ってみることにします。
不可知の暗礁
なにもないはずの虚数空間に、様々なものがある。
絶対に安全だった空間が、いつの間にか違う何かに変わり果てていて、危険のさなかにある。
という、とても不穏な出だしでしたね。
強敵という分かりやすい敵ではなく、何かよく分からない何かにやられそうになる、という不穏な雰囲気。直近だと『サーヴァント・サマーキャンプ』、少し前だと『禁忌降臨庭園 異端なるセイレム』でしょうか。後者はフォーリナー案件だったことを考えると、今回、雰囲気が似ているのは、ある意味、正しいと言えるのかもしれません。
ゴッホの正体が不明、というのも良かったですね。
あんなにあからさまにヒマワリを持っているのに、これでゴッホでなかったら一体誰なんだ、と。遊んでいた当時、私はフィンセント・ファン・ゴッホの弟のテオことテオドルス・ファン・ゴッホではないかと考えていました。
咲き撓る水底
中盤まではドキドキしながら遊びましたが、だいたいの構造が見えてからは、急激に怖さが引いていきましたね。
これは『サーヴァント・サマーキャンプ』のときもそうでした。やっぱり人間、何か分からないものには恐怖を抱くけれど、一度、分かってしまったら、それはもう恐怖なりえないですね。
異神どもの海
楊貴妃の変貌ぶりには驚きましたが、振り返ってみるとさもありなん。
あるいは、ぐだぐだ感すら覚えました。ほら、ぐだぐだも本編が終わった後に、本編でないがしろにされていたメンバー、いきなり「七本槍だ!」みたいなことを言い出して、裏京都みたいのが始まるじゃないですか。
ソナーを使って、少しずつ盤面を切り開いていくのは面白かったですね。
少なくともレクイエムコラボの『盤上遊戯黙示録』よりかは百倍マシでした。あのスゴロクは、いったい何だったんですかね……。
ミニゲーム的な展開という観点では『影の国の舞踏会』は好みだったかもしれません。たまにCPUが意味不明な動きをして偶然に救われたときもありましたが、うまいことリソースを管理して、サーヴァントを配置して……というのは面白かったです。
対戦ゲームの『Fate/Grand Order Duel』の雰囲気もありましたよね。
終わりに
総じて良いイベントでした。
楊貴妃も良かったし、ゴッホちゃんも良かったし、ネモも良かったし。
ただ、復刻で、またソナーを撃ちまくることを考えると……少し憂鬱ですね。