8月9日にわずか1日だけ開催された、よだかのレコードさんの9周年公演『原点 摩訶不思議なパーティーからの脱出』に参加しました。
ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。
イベントの感想
よだかのレコードさんの、ドラマチック謎解きゲームは2021年11月5日に10周年を迎えるので、今年は10周年公演の開催年ですが、コロナの影響で昨年開催することのできなかった9周年公演を、いま開催する。
と言うわけで『原点』だそうです。
5人1チームで臨む、制限時間60分のホール型公演です。
www.yodaka.info
ゲームの感想
激烈に楽しかったです。
入場時、密にならないようチケット番号に応じて入場時間を分けたり、エスカレーターの前で間隔を設けたり、さまざまなコロナ対策を講じられていました。
しかし、いざ受付を済ませて会場に入ったら、隣のチームとの間隔は近いし、敷居的なものもないしで驚きました。もっとも私自身は、世の中のコロナ対策を、あまり信じている方ではないので、すぐに気にならなくなり、いまはストレートにお祭り的狂騒や、この懐かしい感じを楽しもうと気持ちを切り替えました。
ゲームとしては、古くて新しいと感じました。
そしてストーリー要素を廃し、謎を解く楽しさ、その原点をテーマにしたと言いつつも、体験的には非常にディープで、よだかのレコードさんらしさを全身で受け止めました。
脱出には失敗しましたが、あまりに楽しすぎて、時間が吹っ飛んでいったので、悔しさみたいなものはなく、むしろ清々しさしかありませんでした。
ですが、脱出成功チーム数を聞いて驚きました。
私が参加した回は、全77チームが参加していましたが、なんと半数以上の43チームが脱出成功していたのです。いやはや、さすがです。1日限りの、よだかのレコードさんの記念公演チケットを抑えた猛者の集まりに飛び込んでしまったようです。
終わりに
コロナの影響でリアル公演への参加頻度が減っていただけに、この日の熱狂には目眩を覚えるほどでした。大型公演の持つお祭り感は、大型公演でしか得られないものですね。
再演される日が来るかどうかは分かりませんが、リアル謎解きゲームの歴史に名を残しうる、記念碑的な作品だと感じました。
