雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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謎解き『ザ・ヴァーサス』の感想

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 よだかのレコードさんによるリアル謎解きゲームイベント『ザ・ヴァーサス』に参加しました。
 よだかのレコードが擁するディレクターが二手に分かれ、50分以内の謎解きゲームを連続開催し、どちらの方が面白かったか投票するまでがパッケージングされたイベントです。ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。

イベントの概要

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 計120分のリアル謎解きゲームのイベントです
『クラインの壺』や『TRAP MAKER』を手掛けた5103氏と、『まほろば』『パイレーツ・オブ・カリービアン』を手掛けた安田氏と山本氏によるチームNewbieによる新作リアル謎解きゲームを、連続して遊びます。
 各作品のレギュレーションは、4人1組であることと、ゲーム時間が50分であること(プレイ時間に加え、ルール説明と解説含む)。
 分かるひとは、かつて零狐春が開催した決闘公演『刺違』を思い出していただければ、イメージしやすいかと。

チームNewbie『ロストワード』

 先行としてプレイさせていただきました。
 キャッチフレーズは「狙われたのは地球の言語」で、UFOのポップなイラストなんかも描かれており、なんとなく言語に関する謎が中心なのかなという印象を受けつつ遊びました。
 制限時間内に過不足まとまっており、完成度の高い公演でした
 内容とは、なんら関係ありませんが、久しぶりに筒井康隆『残像に口紅を』を読み返したくなり、遊んだ後に文学作品に触れたくなるところまで含めて、よだかのレコードさんらしさがあるなと感じました。

5103『そこには誰も』

 後攻としてプレイさせていただきました。
 タイトルやイメージアートからは、なにも感じ取れないストイックなデザインです。
 感想としては、非常にB-SIDEらしい、先鋭的な作品でした。

終わりに

 これ以上はネタバレに抵触してしまいそうなので以上とします。
 投票があることから、どちらの方が面白かったのか、どうしてそう感じたのかも、ちょっと言及しにくい感じですね。この体験は遊んだひとしか得られないものなので、ぜひ現地に足を運んでいただき、体験いただければと願うばかりです。