SCRAPによるオンライン型のリアル脱出ゲーム『忘れ物探偵と消えた少女』を遊びました。
ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。
ゲームの概要
キット通販型の、オンラインリアル脱出ゲームです。
プレイヤーは現場に遺された証拠から推理する「忘れ物探偵」となり、行方不明になった女子高生の忘れ物を手に、彼女がどこに消えたのかを推理します。
ゲームの感想
全体的に、かなり面白かったです。
公式はリアル脱出ゲームと謳っていますが、内容的には謎解きというよりミステリーに近いなと感じました。
実際、ゲーム中にいわゆる謎を解く場面は少なく、どちらかと言うと通販キットに含まれる「消えた少女の忘れ物」を、ありとあらゆる角度が見て、その日、なにが起こったのかを考えたり、インターネットの検索を駆使して足跡を追ったり、気分はまさしく安楽椅子探偵でした。
クリアに要した時間は、ぴったり2時間。
SCRAPの類似コンテンツとしては、イマーシブシアターの『インサイドシアター』シリーズに近いと感じました。
『インサイドシアター』は、いわゆる公演ですが、本作は持ち帰り謎に近いので、言ってみれば時間制限のない『インサイドシアター』でしょうか。
『インサイドシアター』が好きで、ただ、あのワチャワチャ感は苦手という方は、落ち着いて取り組める本作の方が気にいるかもしれません。
終わりに
推理ゲーム/ミステリーゲーム好きとして、本作は、かなりストライクでした。
従来の正統派リアル脱出ゲーム好きからは敬遠されるかもしれませんが、この方針の作品もどんどんリリースしていただきたいですね。